2016/08/22

160820浦和1-2川崎(J1 #26)

浦和1-2川崎(埼玉スタジアム)

鳥栖戦(J1 #25)に敗れ、続けてのアウェイは浦和戦。
J1リーグでの敗戦は、ホーム浦和戦(J1 #8)まで遡ることとなる。

車屋は鳥栖戦に続いて欠場。
登里や小宮山も離脱していて、左SBをこなせる人材がいない。

左SBの不足を解決するために、3バックを採用。
急遽鳥栖戦で左SBに入った武岡は、3バックの右CBに入った。
今シーズン初めて先発する中野が左CBの谷口と左サイドを構成する。

リオ・デ・ジャネイロで予選リーグで敗退して戻ってきた大島が先発復帰。
帰国のための長い移動とインフルエンザ罹患があったが、ボランチでネットと組む。
中村が1列前に上がって、小林と大久保の3人の前線。

鳥栖戦と比べ、新たに大島と中野が先発して、長谷川はベンチへ、橋本はベンチ外となった。
ベンチからは大塚と出場停止の三好が外れ、田坂と森谷が入る。
さらに先週2種登録を済ませたばかりのデューク・カルロスもベンチ入りを果たした。

浦和は年間では勝ち点2差の2位、2ndステージは1位。
直近のJ1リーグで10戦負けなしと好調を維持。
オリンピック代表から興梠と遠藤が戻ってきたが、いずれもベンチスタート。

■1st half
浦和は2分、いきなりMF高木俊幸(13)が決定機を迎えるが、シュートを外す。
高い位置からのプレスで川崎のボールホルダーを追い込む。
DF森脇良太(46)とMF駒井善成(18)を軸に、右サイドから崩してきた。
この2人には中野が対応していたが、サポートが少なく荷が重かった。

川崎はボールを持つと愚直に中央から崩していく。
ボランチ2人と中村が三角形を作り、ボールを運ぶ。
車屋が欠場したこと、浦和が5バック気味に守ることから、サイドからの展開は少ない。

15分、小林が戻したボールをフリーの中村が蹴り込む。
GK西川周作(1)の逆を突き、狭いニアサイドを抜いて先制する。

浦和は失点後も攻撃を続ける。
27分、森脇のクロスがソンリョンと武岡の間に入り、こぼれ球をFW李忠成(20)が蹴り込む。
武岡は李に軽く押されて倒れてしまい、クリアできなかった。

■2nd half
後半開始直後の47分、MF武藤雄樹(9)のシュートをソンリョンがキャッチ。
至近距離から放たれた強いシュートだったが、難なく止めた。

浦和は54分にはスルーパスで打開し、MF宇賀神友弥(3)に決定機。
ソンリョンがゴールを空けていたが、シュートは浮いた。

川崎は前線3枚がむやみにボールを追いかけすぎない。
しっかり守って、攻撃は引き続き中央から。
中村が浦和の2ボランチのポジションを動かして、最終ラインとの距離を広げていく。

74分、大島がドリブルで3人を抜き去ってPA手前まで侵入。
6対4と数的有利を作り出して、エウシーニョの右からのクロスを森谷がゴール。
中野と71分に交代したばかりの森谷は、ゴール前に入るコースとタイミングが完璧だった。
浦和は戻りが遅く、マークできない選手を作ってしまった。

追いつくために浦和はDF槙野智章(5)を上げて攻める。
森脇も交代してしまったため、逆に川崎のカウンターが面白いように決まる。
82分の中村のシュートは西川がスーパーセーブ。
83分の大久保のゴールはハンドの判定。
追加点は奪えなかったが、低い位置でパスを交換して前を狙い、じっくりと時間を使っていく。

武藤が88分に決定機を外して、試合は終わった。

■summary
川崎が年間首位、2ndステージは勝ち点3差の2位。
浦和が年間で勝ち点2差の2位、2ndステージ首位。
前節鳥栖に川崎が敗れたことで、勝ち点差も狭まってこの試合を迎えた。

1stステージの対戦はミスの少ない攻防だった。
しかし、この試合はクオリティは下がった。
川崎にも浦和にもミスパスがあったが、それでもレベルの高いゲームだった。

浦和は5度の決定機(2分、27分、47分、54分、88分)を作り出した。
ダイレクトパスやスルーパスで川崎の守備のギャップを突く。
しかし、ゴールは1つだけ。
ソンリョンが立ちはだかり、シュートも枠に飛ばなかった。

川崎は中央からの攻撃で、きれいなゴールを2つ決めた。
ボランチを動かし、ショートパスのためのスペースをバイタルに作る。
後半リードしてから多くの決定機を迎えたが、決めきれなかったのは課題。

結果は妥当。ただ、ドローでもおかしくはなかった。
緊迫感があり、見るべき価値のある攻防だった。

次に浦和と対戦したら、勝てるかどうかは分からない。
チャンピオンシップで可能性がある。今から楽しみ。

■goal
27李忠成(20)
15中村憲剛(14) 74森谷賢太郎(19)

■summary
チョン・ソンリョン(1) 7.0 47分の武藤の決定機を間一髪で止める。勝ち点3を呼び込む。
武岡優斗(17) 6.0 右のCBで落ち着いたプレー。失点シーンでは李に押されて倒れた。
井川祐輔(4) 6.0 前半はラインを上げられず。後半は改善。足をつって途中交代。
谷口彰悟(5) 6.5 カバーに奔走しながら中央を固める。サイドの中野へのフォローは足りなかった。
大島僚太(10) 6.5 74分の3人抜きのドリブルは圧巻。病み上がりで動きは少なかった。
エドゥアルド・ネット(21) 7.0 中央でバランス良くスペースを埋める。大島を力強くサポート。
エウシーニョ(18) 6.0 左サイドで劣勢になりながらギリギリで守る。完璧なクロスで決勝アシスト。
中野嘉大(22) 5.5 1対1のドリブルで2度抜かれる。守備の負荷が高く、自らのドリブルは活きなかった。
小林悠(11) 6.5 素早いトラップとシュートで高い技術を見せる。フリーの中村を見つけてアシスト。
中村憲剛(14) 6.5 1点目はゴラッソ。82分のシュートは逆に西川が素晴らしかった。パスミスも散見。
大久保嘉人(13) 6.0 ファウルをもらってポイントを作る。83分のゴールは、ハンドの判定。


■sub
71(22)森谷賢太郎(19) 6.5 投入直後に決勝ゴール。左サイドの局面を優位に持ち込む。
78(4)エドゥアルド(23) 6.5 積極的にボールホルダーとの間合いを詰める。試合を落ち着かせる。

■bench
新井章太(30) 板倉滉(28) 田坂祐介(6) 長谷川竜也(16) デューク・カルロス(32)

■coach
風間八宏 7.0 車屋の不在を埋める解を3バックに見出した。ロスタイムに交代カードを切りたい。

■referee
西村雄一 6.5 適正なジャッジでビッグゲームをうまくコントロール。

2016/08/14

160813鳥栖1-0川崎(J1 #25)

鳥栖1-0川崎(ベストアメニティスタジアム)

J1リーグも残り10節。
川崎は3連勝でアウェイ鳥栖戦を迎える。

先発は前節甲府戦(J1 #24)から2人が入れ替わる。
ここまで好調だった車屋が肉離れで離脱。
左SBには本職とは逆になるが武岡が入った。
トップ下には大塚に代わって長谷川。
長谷川はYNCでは出場しているが、J1リーグではデビュー戦となる。

ベンチには森谷が入った。

プロ野球の福岡ソフトバンクホークスとのコラボ「鷹の祭典2016」対象試合。
入場者全員にユニフォームがプレゼントされる。
アウェイ側のゲートでも配っていたが、試合中に着るわけにもいかない。
そのまま持ち帰ってきた。

お盆の19時キックオフ。
風は少しだけあるものの、じっとしているだけでも暑い。

鳥栖はここまで年間11位。
2ndステージは5位と好調。

■1st half
川崎は右サイドのエウシーニョと小林からの展開がほとんど。
車屋が欠場した影響は大きく、武岡と橋本の左サイドは選手間の距離が遠い。
鳥栖のプレスも武岡を狙っていて、ボールロストが多くなっていた。

鳥栖はいつものようなプレッシング。
ボールを奪うと前線のFW早坂良太(25)へとロングボール。
早坂が谷口と競り合って、FW豊田陽平(11)が井川と勝負していた。

30分過ぎからは少し鳥栖のプレスが弱まる。
ボランチがフリーでボールを持てるようになった。
しかし、大塚が外れた影響は大きく、中盤でパスを受ける選手が足りない。
鳥栖の最終ラインもきちっとラインを上げ、決定機は作れなかった。

■2nd half
後半開始から、橋本に代えてトップ下に大塚を投入。
長谷川がトップ下から左サイドに動いた。

鳥栖のキックオフからMF金民友(10)がドリブルシュート。
谷口が向かってくる金民友をカバーしたが、かわされてしまう。
20秒ほどで最終ラインを破られてゴールが決まった。

1点リードして、鳥栖は引き続きロングボール戦術。
GK林彰洋(33)がゆっくりプレーしながら蹴り込む。
林に早くプレーさせるために大塚がPA近くまで出ていく。
単純なプレーだが、セカンドボールを鳥栖が拾う。
中村の運動量が少なく、大塚も戻りきれず、ネットだけではボールを回収できなかった。

54分にはエドゥアルドをCBに入れる。
しかし、投入直後の57分、肩を痛めてしまう。
2回、ピッチ外で治療を受け、なんとか戻ったものが、肩を庇いながらのプレーとなった。

79分には三好を投入。しかし、5分後。
金民友がルーズボールを回収したところに足裏を見せて突っ込む。
状況判断ができない残念なプレー。
さらに、レッドカードに抗議して、すぐにピッチ外に出なかった。
同点に追い付くための時間を浪費してしまった。

■summary
鳥栖の走力は最後まで衰えなかった。
サッカーの美しさは捨てて、縦ポンでリードして守り切る。

等々力での対戦(J1 #6)では勝てなかったが、同じような展開となった。
マッシモ・フィッカデンティ監督らしい負けないサッカー。
FC東京の監督時代は、太田宏介のフリーキックと武藤嘉紀のカウンターが武器。
いいプレースキッカーを鳥栖が獲得すれば、もっと勝ち点を積めると思われる。

MF鎌田大地(24)のトラップとパスは素晴らしかった。
ただ、縦ポンサッカーでは頭上をボールが飛び交い、鎌田の技術は活かしきれない。
続けて起用されてはいるが、きちんと組み立てるチームでのプレーを見てみたい。


川崎は車屋の欠場が大きく響いた。
このところ多くの決定機を生み出していただけに、攻撃力の減衰は明らか。
小宮山も骨折から復帰しておらず、左SBの人材不足は深刻。

また、大塚がベンチスタートだったことが間延びの原因となった。
長谷川もいい動きをたまに見せたが、何度も継続して動き直すことができない。
そのため、ボランチからのパスコースが少なくなってしまった。

■goal
46金民友(10)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 7.5 12分に負傷。しかし、何度も決定機を食い止めて、1失点にとどめる。
エウシーニョ(18) 5.5 右サイドから仕掛ける回数は多かった。59分のシュートはGKの正面。
井川祐輔(4) 5.5 ラインを上げきれず、ロングボールでチャンスを作られた。パスも出せず。
谷口彰悟(5) 5.0 失点シーンで抜かれる。ハイボール処理で早坂と競り合う。左SBでは武岡よりは良かった。
武岡優斗(17) 4.5 ミスやロストを繰り返して、カウンターを浴びた。右SBに回っても不安定なまま。
中村憲剛(14) 5.0 マンマークに付かれて効果的なパスが少なかった。バイタルを空けがち。
エドゥアルド・ネット(21) 5.5 パスの出しどころが少なかった。ルーズボール回収に奔走。
小林悠(11) 5.5 狭いスペースでチャンスを作り出したが、シュートは決められなかった。
長谷川竜也(16) 4.5 顔を見せる動きが少なく、ボールも来ない。苦いJ1デビュー。33分に惜しいシュート。
橋本晃司(7) 5.5 右サイドで待ったが距離が離れていた。41分、ルーズボールを追いかけて負傷。
大久保嘉人(13) 4.5 チャンスは51分のループシュートくらい。最後はあきらめたのか走らなかった。

■sub
46(7)大塚翔平(27) 5.5 後半だけの出場。それでも運動量が多くなって、疲弊していた。
54(16)エドゥアルド(23) 6.0 投入直後に肩をケガしたが、最後までプレー。交代枠を残した。
79(17)三好康児(26) 3.5 軽率なプレーで退場。試合を終わらせた。せめてピッチ外に早く出てほしかった。

■bench
新井章太(30) 板倉滉(28) 森谷賢太郎(19) 中野嘉大(22) 

■coach
風間八宏 5.5 長谷川の先発起用は成功せず。交代選手が次々とアクシデントに見舞われた。

■referee
松尾一 6.5 試合の流れを妨げないジャッジ。三好へのレッドは的確。

■おまけ
19,477人が入ったベストアメニティスタジアム。
JR鳥栖駅の改札は、スタジアムの反対側にしかない。
虹の橋(歩道橋)でJRの線路を越えなくてはならないが、試合終了後は虹の橋が混雑。
改札も、電車も同じように混雑した。
駅はスタジアムの目の前だが、30分ほどかかり、予定していた電車に間に合わなかった。

お盆で福岡のホテルが確保できず、佐賀駅前に宿泊。
しかし、福岡と違って夜遅くまで営業している飲食店が少ない。
試合前後の飲食は、アウェイ遠征の楽しみの1つ。
鳥栖駅からの所要時間はどちらも30分ほどなので、なるべく福岡に宿泊したい。

2016/08/07

160806川崎4-0甲府(J1 #24)

川崎4-0甲府(等々力)

J1リーグで年間及び2ndステージの首位。
2ndステージは5勝1分で無敗。
浦和が2ndステージは同勝ち点、年間は勝ち点5差で2位で追っている。

甲府戦の先発は、FC東京戦(J1 #22)から3試合続けて同じ。
大島と原川がオリンピック代表に招集されてから固定できている。
エウシーニョは3日の練習を回避していたが、先発する。

ベンチは湘南戦(J1 #23)から森谷と田坂が外れ、板倉と長谷川が入る。
長谷川は、エウシーニョが欠場したら右SBで先発の予定だった。
J1リーグでは、5月21日の新潟戦(J1 #13)以来、久しぶりのベンチ入り。
ただ、森谷と田坂が外れた理由が心配なところ。

甲府は年間15位で残留圏ぎりぎり。
2ndステージは上位チームとの対戦が続いている。
前節、浦和に負け、第21節では年間3位(当時2位)の鹿島とドロー。

1stステージでの対戦は、アウェイで0-4と大勝(J1 #4)。
当時はFWクリスティアーノ(9)とFWニウソン(10)の2トップだったが、もう2人はいない。

19時のキックオフ。
川崎は漫画「宇宙兄弟」の小山宙哉氏デザインの「宇宙服ユニフォーム」を着用。

■1st half
甲府は予想通り自陣に引きこもる。
最終ラインは3バック。とはいえ、両ウィングも並べて実質的には5バック。
2ボランチの左右にもトップ下の2選手を配置。
1トップのFWドゥドゥ(10)も位置が低く、5-4-1の陣形でハーフコートで守る。

川崎はいつものようにボールを回す。
甲府のプレスがほとんどなく、ボランチに余裕があった。
ボランチから大塚や橋本、小林がパスをもらうが、甲府がバイタルでは密集して守る。
ゴール近くではショートパスがひっかかることが多かった。

18分、中村のスルーパスを小林がシュートするが、GK河田晃兵(1)が素晴らしいセーブ。
20分にも中村のパスが大塚に届くが、河田が1対1でシュートに触り、ポストに当たった。

甲府の攻撃はカウンター頼み。
ドゥドゥが前でポイントを作ろうとするが、後ろからのサポートが少なく遅かった。
26分、30分とゴール前まで持ち込むが、良いシュートはできなかった。

43分に橋本の左CKを大久保がヘッドで決めて先制。
大久保をマークしていたDF松橋優(16)が、動きを見失いフリーにしてしまった。

■2nd half
後半開始から、橋本に代えて三好を投入する。

48分、ゴールラインを割ろうとするボールをCB新井涼平(8)がカバー。
ゴールキックを狙うが、三好へのブロックが甘く、体勢を入れ替わられる。
ボールを奪った三好がマイナスのクロスを入れて、DF土屋征夫(41)に当たってオウンゴール。
新井はクリアする時間はあったが、判断が甘く、残念なプレーとなった。

56分には中村が前線で動き出した小林にパスを送る。
小林は素晴らしいトラップから地面に叩きつけてゴール。
さらには69分にもエウシーニョにゴールが生まれる。

80分にはネットが土屋との接触で膝を痛め、板倉をボランチに投入。
板倉はJ1リーグでのデビューを飾る。
4点差となって、余裕のある采配をすることができた。

■summary
甲府はゴール前を固めて失点を避けるプラン。
河田が18分、20分と2度のスーパーセーブを見せたが、前半終了間際に失点。
その後はずるずると失点を重ねる。
反撃する意欲も見られず、大敗を喫した。

プレスを前から仕掛ければ、甲府の攻撃の圧力は強くなったと思われる。
引いた陣形ではボールを奪っても、攻撃に出る選手が少なすぎた。
ドゥドゥだけが前線で奮闘したが、1人で局面を打開するのは困難だった。
川崎の最終ラインがすぐに集まってきて潰されて、チャンスを作れなかった。

途中で投入されたFWダヴィ(9)も大久保に手を出して一発退場。
敗戦は仕方がないにしても、もう少し気概を見せてほしかった。

川崎は得点するまでの時間が遅かったが、申し分のないゲーム。
引いた相手を崩すのは難しいが、何度も攻撃を繰り返してゴールを重ねた。
J1リーグの年間及び2ndステージ首位を守った。

ただ、この試合で大塚とネットが負傷交代。
特にネットはチームの中心となっているだけに、大島の復帰前に離脱されると痛い。

■goal
43大久保嘉人(13) 48OwnGoal 56小林悠(11) 69エウシーニョ(18)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 5.5 プレー機会が少なかった。ロスタイムにボール処理をミスしてCKを与えた。オレンジのユニ。
エウシーニョ(18) 6.5 守備の必要がない展開で、思うように攻撃参加。久しぶりのゴール。
井川祐輔(4) 6.5 スピードを生かしてカウンターを防ぐ。ラインを統率して思い切って上げる。
谷口彰悟(5) 6.5 クリアボールを拾ってボランチにつなぐ。8分、ドゥドゥのカウンターを止める。
車屋紳太郎(20) 6.0 2人で守られるとさすがに厳しい。いいクロスは供給したが、ゴールにつながらない。
中村憲剛(14) 7.0 最終ラインの裏からの飛び出しに的確にボールを出す。決定機を多く演出。
エドゥアルド・ネット(21) 6.5 縦に強くボールを出す。ミスもあったが、中央で攻守に活躍。膝のケガが心配。
小林悠(11) 6.5 次々にチャンスを迎える。56分に素晴らしいトラップから7試合連続ゴール。
大塚翔平(27) 6.0 バイタルに顔を出す。甲府の守備陣が集中するエリアではパスを出せなかった。
橋本晃司(7) 6.0 5分にイエローを受けて前半のみで交代。43分、2戦連続のCKによるアシスト。
大久保嘉人(13) 6.5 下がってパスを出して、前線でゴールを狙う。先制ゴールと4点目をアシスト。

■sub
46(7)三好康児(26) 6.5 投入直後に新井からボールを奪ってオウンゴールを呼ぶ。試合を決める働き。
57(27)武岡優斗(17) 6.0 3点差で投入されて状況を踏まえたプレー。攻め上がりは抑えてカウンターに備えた。
80(21)板倉滉(28) 5.5 J1リーグデビュー。ボランチに入る。ポジショニングはぎこちなかったが前にパスを供給。

■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 長谷川竜也(16) 中野嘉大(22)

■coach
風間八宏 6.5 辛抱強く攻め続けて大勝に導いた。板倉を試す余裕のある展開となった。

■referee
木村博之 5.0 笛が多く、イエローも出し過ぎ。試合を妨げた。ダヴィへのレッドは的確。

2016/07/31

160730湘南2-3川崎(J1 #23)

湘南2-3川崎(Shonan BMWスタジアム平塚)

FC東京との多摩川クラシコ(J1 #22)に勝利してのアウェイ湘南戦。
J1リーグで年間及び2ndステージの首位に立っている。

先発はFC東京戦と同じ。
大塚は8試合連続、橋本は3試合連続で先発。
それぞれレギュラーを掴んでいる。
28日の練習で負傷したとの情報があったエウシーニョも出場。
サブもまったく同じ顔触れ。

湘南はここまで年間16位で3連敗中。
前節欠場したFW高山薫(23)が復帰。
特別な黒い「七夕記念ユニフォーム」で登場。
実際に見るのは初めてだったが、10シーズンを迎えるとのこと。

1stステージでの対戦は、3月5日、等々力で4-4(J1 #2)のドロー。
ボールをキャッチしたソンリョンへのチャージが流された影響で失点を重ねる。
柏から移籍してきたエドゥアルドが、終盤のパワープレー要員で川崎デビュー。
現在、長期離脱中の森本が最後に同点ゴールを決めるなど、かなり昔の印象。

■1st half
湘南は予想通り激しいプレスを仕掛ける。
1トップのFW端戸仁(17)、2シャドーの高山、FW大槻周平(19)が激しい勢いで走る。
前線と連動しながら、ラインを上げてコンパクトに戦う。

しかし、川崎は湘南のプレスを苦にしない。
絞られた狭いパスコースに向かってダイレクトパスを果敢に通す。
湘南は縦にパスを通されると、そのままゴール前まで運ばれて勝負されていた。

18分、MF石川俊輝(16)の右からのクロスに高山が合わせるが、ゴールは入らない。
湘南は前半だけで5本、CKを獲得する。
FKも含め、MF下田北斗(22)とMF藤田征也(14)の2人がボールに近づく。
トリックプレーなどいろいろな工夫が見られたが、決定機は作れなかった。

32分、川崎が右サイドから攻撃を仕掛ける。
右側に湘南の選手を寄せておいて、中央の中村が左サイドの車屋に展開。
藤田が車屋に向き合うが、藤田の背後には大きなスペースが空いている。
スピードに乗ったメイア・ルアで藤田を華麗に抜き去ると、GK村山智彦(1)と1対1。
村山はニアに寄りすぎてしまい、車屋は大きく空いたファーサイドに左足でゴール。
大久保が最後に触るが、車屋のゴールと認められ、プロ公式戦初ゴールとなった。

■2nd half
後半、高山はキャプテンマークを黄色から青色に変えた。

48分、中村が前方のスペースに向かって素晴らしいスルーパス。
走りこんだ車屋のクロスは、大久保の足元にぴたりと届き、そのままゴール。

2点差となると、湘南はプレスが鈍くなる。
前線を2枚交代して、フレッシュな選手で再び走り出そうとする。
しかし、60分。橋本の右からのCK。
中央で小林がヘッドで叩き付けて3点目が生まれる。
川崎にとってこの日唯一のCKだったが、決めきった。

3点差となって、ようやく湘南は反撃を始める。
余裕を持った川崎は、省力化を図ってラインを上げない。
そのためカウンター主体の攻撃となる。
選手間の距離が開いて、ボールを持つ時間が短くなった。
ボールを回そうとしても、湘南のプレスにひっかかる。
川崎は選手交代に伴って、システムを何度も変更したが、奏功しなかった。

湘南は63分にFW大竹洋平(7)、90分にDFアンドレ・バイア(4)がゴール。
あと1点まで迫ったが、足が止まった川崎を相手に同点にはできなかった。

■summary
湘南は3点を失うまでいいところがなかったが、その後は素晴らしかった。
63分に大竹のゴールが生まれると、チーム全体の活力が復活。
それまでもたくさん走っているのに、さらに精力的に走り続けた。
走行距離が短いはずの川崎の方が、先に動けなくなった。
称賛に値するハード・ワークを見ることができた。
見ごたえのある楽しいゲームを作り出した。

川崎は選手交代がうまくいかなかった。
武岡で守備を固めるのは良かったが、エドゥアルドの投入で最終ラインが混乱する。
最初は谷口をボランチに上げたが、ボールが持てないとみると谷口を下げて3バックに。
するとボランチに下がる中村がバイタルを空けるため、湘南の攻撃を受け続けた。

ロスタイムにはボールをつなぐことを諦める。
クリアボールを前方に割り切って蹴り出すだけ。
風間監督になってからは記憶にないスタイルで、1点差を守り切ることに専念した。

2位鹿島、4位広島が敗れ、それぞれ勝ち点差が8と17に広がる。
3位浦和は勝利。勝ち点5差を保ち2位に浮上した。
J1リーグは残り11試合。
第26節では浦和との直接対決がある。
次の甲府戦(J1 #24)、鳥栖戦(J1 #25)で勝ち点を積み上げ、大島の帰還を待ちたい。

■goal
63大竹洋平(7) 90アンドレ・バイア(4)
32車屋紳太郎(20) 48大久保嘉人(13) 60小林悠(11)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 5.5 大竹のゴールは触ったものの止められず。26分、バックパスの対応でミスあり。
エウシーニョ(18) 6.0 短いドリブルで攻撃のバランスをとった。きちっと戻って守備でも活躍する。
井川祐輔(4) 5.5 順調だったが、3点差となってからのシステム変更を統率しきれなかった。
谷口彰悟(5) 5.5 高い打点のヘッドで湘南のクロスを跳ね返した。ボランチでは生きなかった。
車屋紳太郎(20) 7.5 素晴らしいゴールとアシストで勝利を導く。攻守にスピードを生かした。
中村憲剛(14) 6.5 車屋へのパスを2本供給。13分、ミドルをポストに当てる。最後は動けなくなった。
エドゥアルド・ネット(21) 6.5 ハイボール処理で競り勝ちながら、縦に攻撃的なパスを繰り出した。
小林悠(11) 6.0 完璧なヘッドで6戦連続ゴールを決める。ボールを受ける機会が少なかった。
大塚翔平(27) 5.5 技術の高さは見せたが、特徴あるプレーができなかった。埋没してしまう。
橋本晃司(7) 6.0 小林のゴールをCKでアシスト。16分にFKをバーに当てるなど、キッカーとして光る。
大久保嘉人(13) 6.0 ワンタッチで、らしいゴールを決める。パスも正確だが、決定機に絡めなかった。

■sub
66(27)武岡優斗(17) 5.5 守備に奔走。77分にPA近くでファウルを与えるなど、不安定さも見られた。
75(18)エドゥアルド(23) 5.0 アンドレ・バイアに高さで78分、90分と競り負ける。ラインを上げられず。
80(7)田坂祐介(6) 5.5 88分、大久保のクロスをヘッド。ゴールラインを割ったように見えたが、判定はノーゴール。

■bench
新井章太(30) 森谷賢太郎(19) 中野嘉大(22) 三好康児(26)

■coach
風間八宏 6.0 湘南の勢いに交代策やシステム変更で対抗したが止められず。しかし、勝利を得る。

■referee
家本政明 5.5 中立的だがファウルやイエローの判定が多い。88分の田坂のゴールの判定は難しい。誤審は技量的に当然。

2016/07/24

160723川崎1-0FC東京(J1 #22)

川崎1-0FC東京(等々力)

ドローの磐田戦(J1 #21)で連勝は4で止まった。
ただ、年間順位2位の鹿島、3位浦和も引き分けて、差は詰まらず。
4位広島、5位横浜Fマリノス(2ndステージ首位)、6位G大阪、7位大宮もドロー。
首位の川崎も含めて、上位陣が足踏みした第21節だった。

第22節はFC東京との第28回多摩川クラシコ。
オリンピック代表に大島と原川が招集されて最初の試合。
2週前の名古屋戦(J1 #19)で3~4週間のケガをした中村が早くも復帰。
大島の抜けたボランチに入った。
ベンチからは登里と原川が外れ、森谷と中野が入った。

FC東京はここまで年間10位。
DF室屋成(6)とMF中島翔哉(39)がオリンピック代表で抜けた。
1stステージ、味の素スタジアムでの対戦(J1 #7)は、2度リードされながらも4点を奪って逆転勝ちした。

■1st half
川崎がボールを持って押し込んでいく。
特に左サイドで、重層的なパスワークを構築する。
車屋がサイドライン沿いに張って、大塚と橋本が近寄っていく。
中村も加わり、ショートパスで攻撃していった。

FC東京は4バック4ボランチの守備的な布陣。
サイドは空けて、中央を2ラインで狭く締めてくる。
ただ、2トップのFWムリキ(11)とFWネイサン・バーンズ(16)は守備で追いかけない。
そのため、中村とネットが余裕を持ってボールを持てた。

4分には大塚がポスト、15分には橋本がバーに当てるシュート。
川崎は決定的なチャンスは多かったが、FC東京のブロックの動きが早く、決まらない。

35分、MF米本拓司(7)が右ヒザを痛める。
MF高橋秀人(4)が突然投入されたが、中盤のバランサーとして機能した。

■2nd half
後半もFC東京はしっかり守ってくる。
右MF河野広貴(17)と左MF東慶悟(38)がアップダウンを繰り返す。

60分、大塚に代えてエドゥアルドを投入。
CBに入れて、谷口をボランチに、中村をトップ下へとそれぞれ1列上げる。

井川とエドゥアルドのCBの連携が整う前の65分。
高橋から2人の間に出された長いスルーパス。
オフサイドを狙った井川の動きにエドゥアルドが遅れてしまい、ムリキが飛び出す。
絶体絶命の1対1となったが、ソンリョンが落ち着いて右手でブロックした。

この直後、谷口と中村を再び1列下げて、3バックとする。
中央のエドゥアルドを井川と谷口が挟んで、FC東京のカウンターを封じていく。

FC東京は両サイドの上下動が鈍くなり、バイタルも空いてくる。
67分、小林がバーに当てて、74分には大久保の決定的なシュートをGK秋元陽太(47)が防ぐ。
川崎が攻勢を続ける中、81分。
橋本のFKの流れから、車屋が左サイドからクロス。
小林がDF森重真人(3)に競り勝ってヘッドでゴールを決めた。

FC東京は85分にFW平山相太(9)を入れて同点を狙う。
ロスタイムに2回、平山がロングボールをさばいてチャンスを作ったが、ゴールは入らなかった。

■summary
川崎は中村が復帰したものの、大島が離脱。
大島はチームの中心として活躍していただけに、戦力ダウンは否めない。

それでも、引いてきたFC東京の守備を打ち破って勝利することができた。
バーやポストに3回当てて、最後は小林が決勝ゴール。
大久保の決定力が落ちているのは気がかりだが、悪くない結果。

FC東京の城福浩監督はこの試合の結果、解任された。
3年前まで指揮を執ったランコ・ポポヴィッチの攻撃サッカーは魅惑的だった。
ただ、結果を出せなかった。
そこで守備的なマッシモ・フィッカデンティを招聘。
フィッカデンティは、守備を整備して攻撃はカウンター頼り。
見ていて面白くはなかったが、J1リーグで4位になり、ACLプレーオフの権利を得た。
それなのにフィッカデンティと契約延長せず、城福を選んだ結果がこの7月の解任。
首尾一貫しない監督選びで、迷走を繰り返している。

■goal
81小林悠(11)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 7.0 65分、ムリキの決定機を止める。素晴らしいストップで勝ち点3を呼び込んだ。
エウシーニョ(18) 6.0 左サイドで東を抑え込みながら、きっちり攻撃にも顔を出した。
井川祐輔(4) 6.0 安定していたが、エドゥアルドとのペアは成熟が必要。77分、FKを与えるファウル。
谷口彰悟(5) 6.5 ハイボール処理やシュートブロックで守り切る。ロングボールも供給。
車屋紳太郎(20) 6.5 決勝アシスト。多くのクロスを供給。50分にはカウンターを防ぐ。
中村憲剛(14) 6.0 ケガ明けでの出場。運動量は少なかったがゲームをコントロールした。
エドゥアルド・ネット(21) 6.5 攻守に貢献度大。59分にバーンズを倒してイエローをもらう。
小林悠(11) 6.5 多くのチャンスに絡みながら、最後に5戦連続ゴールを決めた。
大塚翔平(27) 6.0 ショートパスの起点となる。ボールを持って前を向く機会が少なかった。
橋本晃司(7) 6.5 ゴール前に位置取りシュートを多く放つ。15分のバー直撃シュートは惜しかった。
大久保嘉人(13) 6.0 中盤に落ちてラストパスを供給。いいタイミングのシュートもあったが入らなかった。

■sub
60(27)エドゥアルド(23) 5.5 65分にムリキに決定機を与えてしまう。その後は鬼気迫る守備を見せた。
82(7)武岡優斗(17) 5.5 右ウィングに入る。ドリブルで時間をうまく使った。

■bench
新井章太(30) 田坂祐介(6) 森谷賢太郎(19) 中野嘉大(22) 三好康児(26)

■coach
風間八宏 6.5 後半、めまぐるしくポジションを動かして、ついにゴールを奪う。3人目の交代枠を残した。

■referee
佐藤隆治 6.0 ファウルとイエローの判断が的確だった。

2016/07/18

160717磐田1-1川崎(J1 #21)

磐田1-1川崎(ヤマハスタジアム)

2ndステージは3連勝。
15,165人収容のヤマハスタジアムのチケットは完売。
海の日の3連休の中日、日曜日18時30分キックオフ。
前節新潟戦(J1 #20)が水曜日に開催されたため、中3日が2試合続く。

新潟戦の先発から三好が外れ、橋本が左MFに入った。
三好も橋本も新潟戦で良いパフォーマンスを見せた。
中村がケガで離脱したポジションを巡って、健全な競争が行われている。
福岡戦(J1 #16)でケガをしたエドゥアルドがベンチに復帰し、板倉が外れている。

磐田はここまで年間10位。
ホームでの対戦(J1 #14)は88分のオウンゴールで勝利している。

■1st half
磐田はカウンター主体の攻撃。
少ない人数でスペースを広く使いながら、MFアダイウトン(15)とFWジェイ(8)を走らせる。
ワンツーでDFを剥がしながら前に向かう。
4分にアダイウトン、45+2分にジェイがシュートするが、ソンリョンがセーブする。

川崎はボランチが長くボールを持てない。
ネットと大島にマークが付き、パスコースが消される。
そのため、パスのスピードとタイミングが速く、崩し切る前にボールが前に入る。
小林と橋本が抜け出しを狙うが、オフサイドトラップに多くかかる。

16分、ネットから小林にロングボールが通る。
きれいなトラップでGK志村滉(31)をかわしたものの、無人のゴールへのシュートはポストに弾かれた。

■2nd half
後半、湿度が高い中、疲れが見え始める。
しかし、動き出しは遅くなりつつもレベルの高さを保つ。

53分、DF中村太亮(2)からのパスにMF川辺駿(40)が走り込む。
左サイドからのマイナスの折り返しをジェイがきれいに合わせて先制。
サイドに振られたため、CBのポジションが中途半端になる。
中央に入り込んだジェイがフリーとなってしまった。

64分。大島が小林へスルーパス。
小林は何度もオフサイドになっていたが、ここはラインの内側で我慢することができた。
きれいなトラップで抜け出して、GKをかわして同点ゴールを決める。

両チームともに疲弊が強くなり、カウンターが増え間延びしてくる。
川崎は大島を中心に、ショートパス主体の攻撃を仕掛けていく。
しかし、磐田の守備も最後まで動きが止まることがなかった。

■summary
磐田の最終ラインは出色の出来。
DF森下俊(35)、DF大井健太郎(3)、DFパパドプーロス(44)の3バック。
果敢にラインを上げてオフサイドを狙う。
16分、64分と小林へのスルーパスが通るが、ひるむことがなかった。

また、ウィングバックの守備も良く、川崎の両サイドからの攻撃を封じた。
特に右サイドではパパドプーロスとMF太田吉彰(9)が車屋を抑え込んだ。

川崎は暑い中、いつもどおりのクオリティは保てなかった。
磐田がコンパクトな陣形を敷いたため、中盤にスペースがなかった。
サイドにもスペースがなく、攻撃手段が限られた。
ボランチから最前線にスルーパスを狙ったが、距離が長くオフサイドとなってしまう。
短いパスを増やすため、もっと中央でパスを回してもよかったかもしれない。

守備では中盤のサポートが十分ではなく、最終ラインはカウンターの脅威にさらされた。
それでも素晴らしかった磐田に対して優勢に試合を進め、結果はドロー。
暑さの中、両チームともレベルが高く、見応えのある内容だった。

■goal
53ジェイ(8)
64小林悠(11)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.5 安定したセービングで貢献。ジェイのゴールは止めるのが難しい。
エウシーニョ(18) 5.5 15分、CKからミドルシュート。パスもトラップもミスが目立つ。
井川祐輔(4) 5.5 カウンターを浴びるとバランスを崩して中央を空けがちだった。
谷口彰悟(5) 5.5 27分、ジェイを倒してイエロー。1対1でボールを奪取できなかった。
車屋紳太郎(20) 5.5 サイドにスペースがなく、内側に入り気味。橋本と合わなかったか。
大島僚太(10) 6.5 前線へのスルーパスを繰り返す。オフサイドも多かったが、得点を生んだ。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 マークが付きながらも正確なロングボールを供給。中央の守備を固める。
小林悠(11) 6.5 何度もDFラインの裏を狙う。チャンスの数を考えれば1ゴールは少なかった。
大塚翔平(27) 5.5 ボランチからボールを受けるが前を向けず。50分、大久保へスルーパス。
橋本晃司(7) 5.5 オフサイドが多すぎた。気の利いたセットプレーでチャンスを作る。
大久保嘉人(13) 5.5 81分、GKとの1対1を迎えるが決められず。シュートチャンスは多かった。

■sub
60(27)武岡優斗(17) 5.5 失点の可能性は少なくなったが、プレスを受けるとパスを繋げなかった。
76(18)三好康児(26) 5.0 投入直後にミスが続く。90+1分のシュートはブロックされる。
84(7)エドゥアルド(23) 6.0 復帰戦。CBの中央に座り、カウンターを抑えた。頼もしい守備。

■bench
新井章太(30) 登里享平(2) 田坂祐介(6) 原川力(15)

■coach
風間八宏 6.0 磐田のカウンターを封じるために手を打ったが、三好の投入は成功しなかった。

■referee
上田益也 6.5 中立的なジャッジ。的確なイエロー提示で試合を落ち着かせる。

2016/07/15

160713川崎3-2新潟(J1 #20)

川崎3-2新潟(等々力)

2試合アウェイが続いてのホーム新潟戦。
年間順位は首位。2位鹿島は勝ち点2差、3位浦和は5差で追っている。

水曜日の19時キックオフ。
J1リーグの水曜日開催は5月4日の仙台戦(J1 #10)以来となる。
試合前に雨が降り湿度が高く蒸し暑いピッチ。
風もなく、気温は下がっているものの、酷なコンディション。

前節名古屋戦(J1 #19)の先発から中村がケガで外れ、三好が入る。
三好は柏戦(J1 #11)以来、J1リーグで2度目の先発出場となった。
ベンチには登里、板倉、原川が入り、狩野、森谷が外れている。

新潟はここまで年間15位と調子が上がらない。
川崎とは今季いずれもアウェイで2試合を戦っていて1勝1分の戦績。

■1st half
新潟はバランスを保ちながらプレスを掛ける。
パスコースを消したが、5分ほどで川崎がプレスを苦にしなくなる。
川崎はゴール前まで簡単にボールを運び、狭いエリアでショートパスを繰り返す。
アイデア溢れる攻撃を仕掛けるが、崩しきれずシュートが少ない。

35分、新潟がカウンター。
FW山崎亮平(9)がクロスボールを落とし、走りこんだMF野津田岳人(37)がミドル。
ゴール左隅に決まる素晴らしいゴールが生まれた。

しかし38分。左の車屋からのパスを受けた大島がミドルシュート。
腰を落として打った低い弾道がゴールに突き刺さる。
野津田のゴールもすごかったが、それ以上に美しいゴールで同点にする。

前半、新潟はワンチャンスを決める。
川崎は多くのチャンスを作ったが1点止まりだった。

■2nd half
後半となっても暑さは変わらず、オープンな展開となる。
中盤のつなぎが省略され、ゴール前からゴール前へとボールが目まぐるしく動く。

54分、右サイドからの三好のクロスがDF大野和成(2)の手に当たる。
ただ、近い距離で当たったためか、ノーファウルの判定。

65分、新潟に押し込まれる。
川崎がようやくボールを奪ったが、大島のパスが主審に当たる。
拾ったMFレオ・シルバ(8)がFWラファエル・シルバ(10)とのワンツーで抜けてゴール。
新潟にとっては高い位置からのショートカウンター。
川崎はボールを失ったあと動きが止まってしまった。

1点をリードされた川崎は、圧倒的に攻撃を仕掛ける。
左の車屋が中心。
さらに79分に田坂が入ると右サイドからもクロスを供給。
84分、ショートコーナーから大島とのパス交換で抜け出した橋本がクロス。
小林の手に当たってコースが変わったボールをMF小林裕紀(6)が蹴りこんでオウンゴール。

最後は90+4分。
車屋のクロスをPA内でネットが触り、小林がヒールでゴールに流し込む。
小林は明らかにオフサイドポジション。
しかし、旗は上がらなかった。

■summary
審判が結果を大きく左右したゲーム。
54分のハンド、84分のハンド、90+4分のオフサイドと多くの転機があった。
また、65分のボールカットは誤審ではないが、ゲームを動かした。

間違った判定で勝っても負けてもうれしくはない。
もちろん、すべてを正しく判定するのは難しい。
しかし、誤審に思われる判定は、なぜその判断を下したのかを明らかにしてほしい。

内容的には川崎が押し込んでいた。
新潟も決定力を見せ、少ないチャンスを生かしてリードしたが、後半、逆転を許した。
右SB松原健(27)が車屋を止められず、最後は左SB前野貴徳(5)も田坂にやられた。
交代策で中央の守備を固めたが、両サイドで突破を許し、体力を消耗した。

川崎は判定に救われて逆転勝ち。
中村が欠場する中、2度リードされたのを追いついた。
後半、GK守田達弥(21)のビックセーブが続いたが、15位のチームから勝ち点を拾った。

■goal
38大島僚太(10) 84OwnGoal 90+4小林悠(11)
35野津田岳人(37) 65レオ・シルバ(8)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.0 2点目は少しチャンスはあったが止められず。47分、山崎のシュートを止める。
エウシーニョ(18) 6.0 49分に井川をカバーするなど守備は良かった。しかし、攻撃はあまり輝かなかった。
井川祐輔(4) 6.0 疲労の蓄積からか動き出しが鈍かった。ラインを積極的に上げる。
谷口彰悟(5) 6.5 山崎をタイトにマークしながら、広い範囲を的確にカバーリング。
車屋紳太郎(20) 7.0 松原を苦にせず、左サイドで自由に躍動。クロスの精度も高かった。
大島僚太(10) 7.0 素晴らしいミドルシュートだけでなく、中盤でチームを操縦した。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 74分のミドルは守田に防がれる。守りで最終ラインを助けた。
小林悠(11) 6.5 後半、多くのシュート。最後のヒールは芸術的。が、オンサイドで待たなければならない。
大塚翔平(27) 6.0 走りまくって献身的に守備をしながらも、パスの交接点となった。
三好康児(26) 6.5 左サイドで車屋と組んで何度も仕掛けた。後半はペースが鈍る。セットプレーを担当。
大久保嘉人(13) 6.5 シュートは枠に飛ばなかったが、パス、ボールキープとよいプレーができていた。

■sub
55(27)武岡優斗(17) 6.0 1対1の強さで右サイドを引き締める。攻撃はあまり仕掛けなかった。
63(26)橋本晃司(7) 6.5 トップ下に入って、同点オウンゴールを生むクロス。
79(18)田坂祐介(6) 6.5 停滞していた右サイドを活性化させ、逆転に導く。

■bench
新井章太(30) 登里享平(2) 板倉滉(28) 原川力(15)

■coach
風間八宏 6.5 田坂の投入で両サイドから攻撃を仕掛けて勝利を手繰り寄せた。

■referee
榎本一慶 4.0 線審の判定も含めて、微妙な判定で試合を大きく動かしてしまった。