2016/11/23

161123川崎0-1鹿島(J1 CS SF)

川崎0-1鹿島(等々力)

J1リーグを年間勝ち点2位で終え、チャンピオンシップ準決勝。
2015年に導入されたチャンピオンシップは今年までの予定。
川崎にとって、最初で最後の出場となる。

準決勝は1試合制。
年間順位が上の川崎のホームで、年間勝ち点3位の鹿島を迎える。
90分でドローの場合は、川崎が決勝に進む。

天皇杯浦和戦(天皇杯 R16)から中10日。
先発は同じ11人。ベンチは2人変更。
負傷していた中村が復帰し、大塚もベンチ入り。
代わりに原川と狩野がベンチ外となった。
大島や小林は、復帰できなかった。

鹿島は年間勝ち点3位、1stステージ優勝、2ndステージ11位。
今季の対戦は、ホームでドロー(J1 #5)アウェイでは勝利(J1 #33)
どちらも鹿島が押し込みながらも、決定機を外してくれた。
今日は柴崎岳(10)が欠場している。

■1st half
鹿島はしっかり引いて、川崎を待ち受ける。
MF永木亮太(6)を中心にパスコースを切ってくる。
ネットと板倉にボールが入ると、早くプレスをかけた。

19分、ボールを追いかける長谷川が太ももを痛める。
アウェイ鹿島戦の小林と同じように、ボールも相手もないところで負傷した。

21分、長谷川に代えて故障明けの中村を投入。
フォーメーションを3バックから4バックにして、田坂を右MFに上げる。

川崎が中盤の高い位置でボールを失うこともあったが、鹿島は速攻を仕掛けてこない。
失点をしないことを優先して、ゲームを進めてきた。

■2nd half
50分、DF山本脩斗(16)が左サイドからクロス。
エウシーニョがマークしていたが、切り返されて振り切られる。
中央のFW金崎夢生(33)がエドゥアルドの前に走り込んでヘッド。
ソンリョンが触れたものの、素晴らしいゴールが決まった。

1点を勝ち越すと、鹿島は自陣をさらに固めてくる。
川崎のボランチにボールを持たせ、中央からの突破を人数をかけて食い止める。

67分、登里が投入されると、左サイドから何度も仕掛けていく。
鹿島のクリアボールを拾って惜しい場面をいくつか作ったが、ゴールは決まらない。
90+5分、エウシーニョのクロスを谷口がフリーで合わせたが、ヘッドは浮いてしまった。

■summary
川崎は攻撃を仕掛け、鹿島は守る。
面白い内容ではなかったが、結果だけを求めるサッカーが勝った。
残念だけど、妥当な結果。

鹿島は金崎の決定力の高さを生かした。
エウシーニョの守備を突いて、少ないチャンスでゴールを奪った。
PA内に侵入されても集中力を切らさず、身体を投げ出して守り切った。
時間をゆっくり使いながら、ゲームプランを完璧にこなし、CS決勝に進出した。

川崎は前半早々に長谷川が交代し、前線でのチェイシングが減った。
大久保の運動量が少なく、中村もケガ明けでミスが多かった。
それでもPA内までボールを運び、決定機は作ったが、シュートが決まらなかった。

J1リーグはCS準決勝で終了した。
年間勝ち点は2位だけど、最終的な年間順位は3位。
来年のACLは、プレイオフから出場する可能性が高い。

残りは勝負弱いチームには難しい天皇杯。
1か月間隔が空くので、ケガ人の復帰が見込まれる。
次はFC東京、準決勝は湘南と大宮の勝者との対戦となる。

■goal
50金崎夢生(33)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.5 23分MFファブリシオ(11)、24分DF西大伍(22)、90+2分FW赤﨑秀平(18)のシュートを止める。
田坂祐介(6) 5.5 ポジションの移動が多く、埋没してしまう。右サイドを活性化できなかった。
エドゥアルド(23) 6.0 素晴らしい守備だったが、金崎に振り切られて失点。最後はパワープレイで上がる。
谷口彰悟(5) 6.5 45+1分、ゴール前でギリギリのクリア。ロスタイムのヘッドはフリーだったが外してしまう。
板倉滉(28) 6.0 38分、53分にミドルシュート。トラップが大きくなったが、攻守ともに十分に機能した。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 危険なボールロストもあったが、後半、ミドルパスで攻撃のスイッチを入れ続けた。
エウシーニョ(18) 5.5 緩慢な守備で失点に関与。攻撃ではスペースがなくともトリッキーなプレーを見せた。
車屋紳太郎(20) 5.5 パスを受ける位置が低く、すぐに囲まれて縦に突破できなかった。
三好康児(26) 5.5 ドリブルで積極的に仕掛けたが、シュートまで持ち込めず。
大久保嘉人(13) 5.5 3分、22分にシュート。中村投入後もスペースを求めて下がってしまった。
長谷川竜也(16) 6.0 前線で相手ボールを精力的に追いかけた。19分に負傷交代。

■sub
21(16)中村憲剛(14) 5.5 復帰戦。パスミスが目立つ。59分、67分のシュートは惜しかった。
67(6)登里享平(2) 6.5 ラストパスは通らなかったが、左サイドを何度も突破して決定機を作り出した。
77(28)森本貴幸(9) 5.5 ボールに触る機会は少なかったが、中央でDFを引き付けてスペースを作った。

■bench
新井章太(30) 橋本晃司(7) 森谷賢太郎(19) 大塚翔平(27)

■coach
風間八宏 6.5 結果は出なかったが、これまで苦手だった途中交代も的確だった。

■referee
村上伸次 6.5 どちらのチームにも偏らない抑制された素晴らしいジャッジ。

2016/11/13

161112川崎3(4PK1)3浦和(天皇杯 R16)

川崎3(4PK1)3浦和(等々力)

G大阪戦(J1 #34)から中8日で迎える天皇杯4回戦。
11月中旬の土曜日、19時キックオフ。等々力での開催。
観戦するには寒くて厳しい気候。

昨年の天皇杯4回戦では等々力の用意ができなかった。
万博記念競技場での開催となり、G大阪(2015 天皇杯 R16)に敗れた。

代表ウィークだが、川崎からは選出なし。
常連組の小林、大島、ソンリョンがそれぞれケガをしている。

先発はG大阪戦から3人変更。
ソンリョンとエドゥアルドが負傷離脱から戻り、板倉がボランチで先発。
板倉はターンオーバーが敷かれた千葉戦(天皇杯 R32)に続く先発起用。
先発から外れた新井と登里はベンチに入り、中村はベンチ外。
ベンチからは安藤、中野が外れて、原川が入った。














浦和はJ1リーグ年間1位。
勝ち点2差で年間2位となった川崎との上位対決。
代表にはGK西川周作(1)とDF槙野智章(5)の2人が招集されている。

■1st half
浦和はワンタッチで三角形のパスをつないで崩してくる。
8分にMF武藤雄樹(9)、9分にFW興梠慎三(30)のシュートはソンリョンがセーブ。
両サイドを広く使って、4本のCKを得るなど川崎を押し込んだ。
MF柏木陽介(10)が中盤で組み立てるがロストが多く、ロングボールが多くなる。

川崎は高い位置でパスをカットするとショートカウンターを仕掛ける。
板倉とネットが並ぶボランチは高さがあって、攻守に効いていた。
縦に蹴り込まれてもエドゥアルドと谷口が余裕を持って対処する。

攻撃は左サイドからが主体。
車屋と三好、長谷川がパスとドリブルを組み合わせて攻め込む。
ただ、PAに近くなると精度を欠き、人数が多く密集した浦和を破れなかった。

■2nd half
浦和は58分に柏木を代えて、最終ラインから前線に蹴り込んでくる。
前半、川崎にカウンターを多く浴びたため、リスクを軽減してきた。

川崎はいつものようにパスをつないで攻撃を仕掛けていく。
中盤でロストすることもあったが、ひるまなかった。

71分、DF森脇良太(46)からのロングボール。
ソンリョンの守備範囲だったが判断ミスで飛び出せず。
興梠が素晴らしいトラップから抜け出してゴールを決めた。

残り10分となってから、試合は目まぐるしく動く。
85分、大久保のミドルシュートを森脇がPA内でハンド。
意図的ではないと思われるが、近くを通るボールに反射して腕で触ってPK。
大久保がGK大谷幸輝(15)に触られながらも決めて同点。

89分には浦和がカウンターから興梠のクロス。
FW李忠成(20)の至近距離のヘッドはソンリョンが弾くが、登里がオウンゴール。

90+1分には再びの同点ゴール。
登里のクロスが森本の足元に流れて、GK大谷との1対1をループで抜いた。

■extra time
延長になって両チームともさらに間延び。
中盤が省略されて、ゴール前からゴール前にボールが動く。

97分、川崎のCKから浦和が長い距離のカウンター。
右サイドからの李のクロスをMF青木拓矢(16)がダイレクトで決める。
川崎は戻りが遅くなって、森谷がチェックすべき青木をフリーにしてしまった。

その後、川崎はパワープレーで勝負をかける。
浦和は5バックで自陣を固めるが、左のMF関根貴大(24)とDF宇賀神友弥(3)が狙われる。
エドゥアルドと板倉が右サイドに張り出して、空中戦を仕掛ける。

107分、ロングボールをPA内で板倉が落とすが、三好の直前で森脇がクリア。
117分に同じ形。三好からのハイボールを板倉が競り勝って戻す。
エドゥアルドがヘディングで浮き球をゴール右隅に入れ、3度目の同点となった。

■penalty shootout
浦和の2人目、FWズラタン(21)をソンリョンがセーブ。
続く興梠もポストに当てて、4-1で勝利した。

■goal
71興梠慎三(30) 89OwnGoal 97青木拓矢(16)
86PK大久保嘉人(13) 90+1森本貴幸(9) 117エドゥアルド(23)

PSO
 ○大久保嘉人(13) ○三好康児(26) ○エドゥアルド(23) ○エドゥアルド・ネット(21)
 ○阿部勇樹(22)  ×ズラタン(21) ×興梠慎三(30) 

■summary
J1リーグ年間1位と2位の対戦で、見ていて面白かった。
3度リードされて3度追い付くという展開も劇的だったし、内容も悪くなかった。
川崎はパスをつなぐサッカーを続け、手数を少なくして早くゴールに向かった。
パワープレイを2度成功させ、PK戦で準々決勝ベスト8に進むことができた。

3点ともに先に失点したのは残念。
カウンターで2点、ロングボールで1点。
攻撃時に前後の距離が離れてバランスが崩れていた。

復帰したソンリョンは、1失点目と3失点目でプレーの選択をミス。
それでも、PKでズラタンを止めたのは素晴らしかった。

浦和は後半から延長にかけ、中盤を省略してきた。
前半、中盤でボールを失いカウンターを受けたため、カップ戦らしい現実的なプレーを選択。
リードを3度奪うたびに守備を固めたが、川崎の攻勢を抑えることができなかった。
西川と槙野の不在が大きく響いた。

次はチャンピオンシップの鹿島戦。
長谷川と三好の2トップも機能し、板倉とネットのボランチは守備力が高い。
小林、大島、中村と主力を欠いても、遜色のないプレーができた。

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.5 復帰戦。キックや飛び出しで不安定さはあったが、PKストップで勝利を呼んだ。
田坂祐介(6) 5.5 右サイドから攻め上がって攻撃にからむ。カウンターで戻りながらの守備は課題が残る。
エドゥアルド(23) 6.5 難易度の高いヘディングで同点ゴール。終了間際のシュートは浮いてしまう。
谷口彰悟(5) 6.0 後半、劣勢の時間帯でバタついた。パワープレイ時に後ろに残ってカウンターを防ぐ。
板倉滉(28) 7.0 足を吊ってもひたむきに最後まで走り続けた。ボランチで攻守に活躍。嬉しいサプライズ。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 76分にイエローをもらい、感情的になってパスミスが増える。冷静にコントロールしたい。
エウシーニョ(18) 5.5 40分、GK大谷との1対1を決められず。右サイドからは攻撃が少なく、見せ場がなかった。
車屋紳太郎(20) 5.5 左サイドでMF駒井善成(18)と対峙。押し込んではいたが、崩し切ることができなかった。
三好康児(26) 6.5 CKを担当。何度もシュートを放ってゴールに迫った。90+5分のミドルは大谷がスーパーセーブ。
大久保嘉人(13) 6.5 下がってボールを受けて周囲をパスで操る。PKをもらって、自ら決めた。
長谷川竜也(16) 6.0 1トップで激しくGKまでボールを追う。44分のヘディングシュートは浮いた。

■sub
53(18)森谷賢太郎(19) 5.0 右ウィングに入る。守備は頑張っていたが、パスを受けられず消えていた。
68(16)登里享平(2) 6.0 オウンゴールは仕方がない。直後に同点アシスト。95分、PA近くでFKを得る。
75(20)森本貴幸(9) 6.5 落ち着いてゴールを決める。ボールが来なくても何度もオフサイドラインで動き直した。

■bench
新井章太(30) 橋本晃司(7) 原川力(15) 狩野健太(25) 

■coach
風間八宏 6.5 森本の投入とパワープレーで同点に追い付く。主力の離脱を感じさせなかった。

■referee
上田益也 4.5 不安定なジャッジ。荒れた局面で選手を落ち着かせることができなかった。

2016/11/04

161103川崎2-3G大阪(J1 #34)

川崎2-3G大阪(等々力)

広島戦(J1 #32)鹿島戦(J1 #33)と劣勢のゲームに連勝。
1位の浦和と勝ち点1差で迎えるJ1リーグ最終節。
2位以上は確定し、チャンピオンシップへの出場は決まっている。

先発は前節鹿島戦から3人が代わる。
左足肉離れで途中交代した小林は4週間の離脱となった。
エドゥアルドもベンチ外で、森谷はベンチに回る。

代わりに先発するのは、登里、三好、長谷川。
ベンチには新たに板倉が入った。














ケガ人が続出しているが、三好と板倉がU19代表から戻ってきた。
三好は日曜日のアジアユースの決勝戦に60分間出場。
バーレーンからの移動を挟んで、中4日で先発する。

ガンバ大阪はここまで年間5位。
チャンピオンシップへの出場は絶たれているが、年間4位の可能性は残している。

■1st half
ガンバはプレスをかけてくるが、川崎はかわしてボールをつなぐ。
左サイドからの攻撃が多く、登里と三好で崩していく。

6分、登里のクロスが相手DFに当たって大久保に入る。
シュートはGK東口順昭(1)が止めたが、こぼれ球を長谷川が押し込んで先制。
長谷川はJ1初ゴールとなった。

18分には大久保からPA内のエウシーニョにパス。
エウシーニョが落としたボールを三好がボレーで決める。
美しいゴールで2点をリードする。
その後も22分の大久保のバイシクルシュートなど、優勢に試合を進めた。

ガンバはボールを奪っても速攻できない。
川崎のプレスバックが早く、バックパスが多くなる。
守備陣形を固められて、攻める手段がなかった。

■2nd half
後半も最初は川崎がペースを握る。
46分、三好のループがポストに当たる。
57分、大久保のミドルシュートは東口が辛くも弾いて、バーに防がれた。

しかし、少しずつガンバに押され始める。
54分に2本のCKが続き、61分にもCKを与える。
中盤が間延びして、セカンドボールを拾えなくなる。

65分、田坂の背後のスペースにDF藤春廣輝(4)が走り込む。
PA内まで藤春に入り込まれて、そのままゴール。
谷口がカバーに向かうが間に合わず、新井が足元を抜かれた。

浮足立ったところを続けて66分。
ネットから縦パスを預けられた大久保が奪われて、MF倉田秋(11)がシュート。
新井がなんとか防いだが、こぼれたボールをMF井手口陽介(21)に蹴り込まれて同点。

67分に森谷、71分に中野を投入したが、リズムは取り戻せない。
ボランチがスペースを埋めきれず、ガンバが攻勢を強める。
76分にFWアデミウソン(9)が素晴らしいミドルを決めて、勝ち越された。

■summary
前半から後半10分あたりまでは、理想的だった。
大久保が下がってボールをさばき、三好と長谷川が積極的に前を向いて仕掛けていく。
ボールを失うことも少なく、多くの決定機を作り出した。
小林の欠場を感じさせない素晴らしい内容だった。

しかし、大宮戦(J1 #29)横浜FM戦(J1 #30)と同じように後半失速。
1点目をあっさり失うと、失点を重ねる。
奮闘していた谷口も、失点してからはラインを下げてしまう。
劣勢に陥ってから、守備を立て直せなかった。

ボランチも動けなくなり、バイタルが空いた。
交代出場した3人とも機能しなかったが、特に中野の投入は疑問。
鹿島戦と同じように攻守に活躍できず、チームの勢いを削いだ。

ガンバは派手な逆転劇。
チャンスがほとんどない状況で、1点目を取ってから畳みかけた。
サッカーとしては、これ以上ない面白い展開となった。

浦和が引き分けたため、もし勝っていれば年間1位になれた。
自らチャンスを逃し、年間2位でリーグ戦を終える。
川崎らしいといえば川崎らしく、徒労感も強いが、失ったものはない。

チャンピオンシップは鹿島との準決勝から出場。
その前には浦和との天皇杯も控えている。
チーム状況は厳しいが、ケガ人の復帰も含めて立て直したい。

■goal
6長谷川竜也(16) 18三好康児(26) 
65藤春廣輝(4) 66井手口陽介(21) 76アデミウソン(9)

■judge
新井章太(30) 5.5 最初の2失点のうちどちらかは防ぎたかった。74分にスーパーセーブ。
田坂祐介(6) 4.5 攻撃に絡めず。藤春に狙われ続け、最後に背後を突かれて失点してしまう。
谷口彰悟(5) 5.5 左右のCBをカバーし、ラインを上げて奮闘した。失点後は流れを止められなかった。
車屋紳太郎(20) 5.0 攻撃時のビルドアップは良かったが、守備で淡白さが散見された。
中村憲剛(14) 5.0 ボールに触れる機会が少なかった。後半は相手ボールを追いすぎてバランスを崩す。
エドゥアルド・ネット(21) 5.0 後半、走れなくなった。アデミウソンに余裕を与えてしまって決勝点を許した。
エウシーニョ(18) 5.5 18分にアシスト。37分に相手PA近くでパスカットしてのシュートは外した。 
登里享平(2) 5.5 攻守のバランスが良かった。ケガから復帰して初めてのフル出場。
長谷川竜也(16) 6.0 相手ボールを追い回した。プレスバックも早く、ドリブルも効いた。初ゴール。
三好康児(26) 6.5 2人を相手にしてもドリブルで負けなかった。素晴らしいシュートを何度も放った。
大久保嘉人(13) 6.0 中盤に下りて組み立てながら、長谷川と三好をうまく使って攻撃を牽引。

■sub
67(16)森谷賢太郎(19) 5.0 同点になって投入される。ボランチと距離が離れてパスを受けれなかった。
71(6)中野嘉大(22) 4.0 仕掛けるたびにボールを失う。場違いな起用となってしまった。
78(26)森本貴幸(9) 5.0 84分、CKからシュートするが浮いた。チャンスが少なかった。

■bench
安藤駿介(24) 板倉滉(28) 橋本晃司(7) 狩野健太(25) 

■coach
風間八宏 5.0 長谷川と三好の先発起用は当たる。しかし、交代出場の選手がいずれも機能しなかった。

■referee
木村博之 6.0 ストレスない判定を続けていたが、後半、イエローを簡単に出した。

2016/10/30

161029鹿島0-1川崎(J1 #33)

鹿島0-1川崎(カシマスタジアム)

年間首位の浦和と勝ち点1差で、J1リーグは残り2試合。
広島戦(J1 #32)に辛くも勝利して迎える鹿島戦。

大島が左ふくらはぎ痛で欠場し、森谷が先発。
森谷はトップ下で出場し、中村がボランチに入った。
ベンチには橋本が入る。
DF登録は登里だけで、広島戦と同じく偏ったベンチメンバー。

U19アジアユースのため、この試合まで三好と板倉は欠場。














鹿島は1stステージで優勝したが、2ndステージで調子を落とし、年間3位。

2位以上になる可能性はなくっていて、4位の大宮と勝ち点6差。
得失点差で16点のリードがあるので、事実上、年間3位が確定している。
なお、U19代表にはDF町田浩樹(28)が参加している。

柴崎岳(10)が欠場し、大島とともに今季から10番を背負う選手が両チームとも不在。

■1st half
鹿島は強いプレスは掛けてこないが、パスコースを切る配置が秀逸。
特にFW鈴木優磨(34)の守備が素晴らしく、川崎の最終ラインを追いつめる。
高い位置でボールを奪い、ゴールに迫る。
セットプレーが多くなった。

川崎はボランチで余裕を持つことができない。
前線との距離も離れ、ボールを入れることができなかった。
田坂とエウシーニョで構成する右サイドからは攻めていたが、左サイドは手詰まり。

鹿島が立て続けに決定機を作る。
16分、MFファブリシオ(11)のシュートがバーを叩く。
20分には谷口のミスからFW金崎夢生(33)が抜け出すが、新井が1対1をストップ。
24分はCKからDF昌子源(3)のミドル。
強い弾道の素晴らしいシュートだったが、新井が触ってバーに逃れた。

31分、小林が太ももを痛めて倒れ込む。
プレー続行不可と判断されて、担架でピッチ外へ。
しかし、森本が入ったのは37分。
川崎はボールを奪ってもプレーを切らず、10人でのプレーが長く続いた。

前半、川崎の攻め手が少なく、パスをつなぐのも難しかった。
鹿島は高い位置でボールを奪って攻めたが、ゴールが入らなかった。

■2nd half
後半、4バックにして少し改善したが、それでも鹿島が優勢。
51分、MF遠藤康(25)のシュートを新井がセーブ。
PA内まで何度もボールを入れられ、最終ラインが崩されたがゴールは許さなかった。

64分、谷口がボールを持って前方に持ち上がる。
パスコースは切られていたが、谷口の前には大きくスペースが空いていた。
ファブリシオの背後から抜け出したエウシーニョへ、完璧なスルーパスが通る。
エウシーニョのシュートはGK曽ヶ端準(1)が弾くが、森本が押し込んで先制。

その後も新井と最終ラインの独壇場が続く。
71分、80分と遠藤が続けてシュートするが、どちらも新井がブロック。
81分にはFW赤﨑秀平(18)のボレーが、この試合3度目のバーに当たった。

引いて守って時間を稼ぎながら、なんとか逃げ切ることができた。

■summary
レヴェルが高く、最後まで面白かった。
鹿島は攻守に素晴らしかったが、ゴールが入らなかった。
逆に決定機を作ることができていなかった川崎は、チャンスできちっと決めた。

広島戦に続いて、相手に圧倒された試合。
それでも、守備陣が奮闘して勝利を得た。
目指すべき美しいサッカーではなかったが、割り切って結果を出した。
思うようにいかない試合でも、勝ち点を確保するのは悪いことではない。

鹿島とはチャンピオンシップでの対戦も予想される。
前哨戦となったが、次も同じような展開となったら、勝機は少ない。

年間首位の浦和も勝利した。
勝ち点1差のまま、最終節ガンバ大阪戦を2位で迎える。
1stステージも同じような展開だったが、最善を尽くして結果を待ちたい。

■goal
64森本貴幸(9)

■judge
新井章太(30) 8.0 数多くのシュートをブロックした。素晴らしい活躍で勝利を導く。
田坂祐介(6) 6.0 4バックに移行すると中盤でボランチからパスを引き出した。
谷口彰悟(5) 6.5 20分に決定機を与えるミス。先制点を生んだスルーパスと粘り強い守備で奮闘した。
エドゥアルド(23) 7.0 鈴木優磨を抑え込んだ。深いシュートブロックも的確で、ゴールを守り切った。
中村憲剛(14) 6.0 プレスを受けて何度かボールを失ったが、守備ではバイタルを埋めてバランスを保つ。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 追われる味方のパスの受け手となるべく動き続けた。パスを出すタイミングが少し遅い。
エウシーニョ(18) 6.5 押し込まれたチームにあっても攻撃に絡んだ。先制点につながるシュートを放つ。
車屋紳太郎(20) 5.5 遠藤とDF西大伍(22)に苦しみ、ポジションを上げられず。サイド攻撃は不発に終わる。
森谷賢太郎(19) 5.5 よく走ってはいたが、効果的ではなかった。ボールに触れる機会が少なかった。
小林悠(11) 5.5 4分のダイレクトボレーは外れる。何度もオフサイドラインで動き出したが、負傷交代。
大久保嘉人(13) 6.5 シュートはなかったものの、守備でボールを追いかけた。動きにキレが戻ってきた。

■sub
37(11)森本貴幸(9) 6.5 決勝ゴール。75分、90+1分にもシュートを放ったが、決めることができなかった。
55(19)中野嘉大(22) 4.5 ボールロストを繰り返し、リズムを崩した。56分、金崎に独走を許す。
90(22)登里享平(2) 5.5 ロスタイムだけプレー。左サイドをドリブルで駆け上がって時間を稼いだ。

■bench
安藤駿介(24) 橋本晃司(7) 長谷川竜也(16) 狩野健太(25) 

■coach
風間八宏 6.0 中野の投入は奏功しなかったが、なんとか逃げ切りに成功した。

■referee
西村雄一 6.5 ファウルを少し取りすぎたが、試合をしっかりコントロールした。

2016/10/22

161022川崎2-0広島(J1 #32)

川崎2-0広島(等々力)

神戸戦(J1 #31)に負け、年間首位から陥落して3週間。
代表ウィークとルヴァンカップ決勝を挟み、間隔が開いた。

10月も下旬になって、だいぶ涼しくなった。
14時キックオフでも問題ない気候。

先発はケガが癒えた新井が復帰。
神戸戦で輝けなかった高木はベンチ外となった。

U19アジアユースに招集されていて、三好と板倉は欠場。
ベンチは小宮山が外れて、登里、長谷川、中野が入った。
DFは登里だけで、中盤の選手が揃ったバランス悪いサブメンバー。


試合前には陸前高田市長がスピーチを行った。

広島はここまで年間7位、2ndステージは10位。
昨年のチャンピオンだけど、今年はチャンピオンシップへの出場は絶たれている。
シャドーにアンデルソン・ロペス(44)、1トップには皆川佑介(22)が入った。
ピーター・ウタカ(9)と佐藤寿人(11)がベンチ。

■1st half
広島は前から積極的な守備を仕掛けてくる。
いつもは5バックで守りを固め、カウンターで勝負してくるが、今日は違った。
皆川がきちっとボールを追ってパスコースを消し、高い位置でボールを奪う。

川崎はプレスの影響で、ネットと大島のミスパスが多かった。
なかなかセカンドボールも拾えず、自陣に押し込まれる。

7分、広島は2度の決定機を作る。
2つ目のMF柴崎晃誠(30)のシュートは新井がセーブした。

10分過ぎから、川崎のパスが少しずつつながる。
広島のプレスに慣れて、ボランチでボールを持てる。
ただ、ボールを前線まで運んでも、シュートは少なかった。

35分すぎからは再び広島の時間帯となる。
39分、MFミキッチ(14)からのクロスが皆川の頭にぴたっと合う。
決定的だったが、皆川は身体が伸び切っていて、浮かしてしまった。

■2nd half
50分、アンデルソン・ロペスのシュートがポストに当たると、川崎がペースを握る。
ワンタッチを駆使して中央から攻めても、ひっかかることが多い。
それでもボールを失ってからすぐにプレスを掛けて、ボールを持てるようになる。

52分、エドゥアルドが意表を突いてミドルを放ち、攻勢を強めていく。
53分の大島のミドルなど、固められた最終ラインの手前で仕掛ける。

広島は押されながらもチャンスを作る。
66分、DF塩谷司(33)のFKはゴールに入ったが、オフサイド。
塩谷が蹴る瞬間、オフサイドポジションに何人もいたので、プレーに関与したと判定された。
72分には柴崎がGKとの1対1となったが、新井が防ぐ。

直後に森谷が投入されると、前線が活性化する。
森谷は79分のシュートは当たらなかったが、84分に素晴らしいシュートを打つ。
浮き上がったボールがすすっと沈み、GK林卓人(1)が目測を誤ってゴールが決まった。

ロスタイムは5分。
同点を狙って林が上がったCKから、カウンターを仕掛ける。
登里のパスが弱く、チャンスをつぶしかけたものの、最後は中村がゴール。
林は急いで戻らず、中村と1対1となった際に余裕がなかった。

■summary
広島は多くの決定機を作ったが、ゴールは決められなかった。
66分の塩谷のFKで、オフサイドだったのは厳しい判定だったが、これ以外は自ら決定機を外した。
チャンスを作っても、あれだけ外してしまえば勝つのは難しい。

川崎は苦戦しながらも勝ち点3を得た。
2得点はどちらもGK林のミスに助けられたもの。
それでも森谷のゴールは滞空時間が長く、美しいゴールだった。

年間2位以上が確定した。
勝ち点1差で追いかける浦和は、ルヴァンカップも制して、充実している。
自力での優勝はなく、1stステージと同じような展開となっている。

J1リーグも残り2節。
鹿島、ガンバと強豪との対戦が続くが、1つずつ勝っていくしかない。

■goal
84森谷賢太郎(19) 90+5中村憲剛(14)

■judge
新井章太(30) 7.5 骨折からの復帰戦。今シーズン2試合目の先発。決定的なシュートを何度も防いだ。
田坂祐介(6) 6.0 後半、自陣でのミスパスが2つあった。攻撃ではスルーパスを果敢に狙う。
谷口彰悟(5) 6.0 3バックの中央で出場。29分に皆川に抜かれるなど、不安定な面もあったが守り切った。
エドゥアルド(23) 6.5 鬼気迫る守備はいつも通り。ミドルシュートで攻撃面でも活躍した。
大島僚太(10) 5.5 代表帰りでミスパスが多かった。ボランチでは危なっかしく、30分過ぎから前のMFに移った。
エドゥアルド・ネット(21) 5.5 プレスで慌てていた。落ち着いてくるとパスで攻撃を操っていく。
エウシーニョ(18) 5.5 守備は不安定。79分、PA近くでファウルしてFKを与える。攻撃は悪くなかった。
車屋紳太郎(20) 6.0 ミキッチと対峙。後半は少しずつ前に進出した。最後はCBに入った。
中村憲剛(14) 6.5 大島に代わってボランチに入るとリズムを作り出す。ダメ押しゴールは落ち着いて流し込んだ。
小林悠(11) 6.0 2トップで存在感を見せる。57分、くるっと回ってのボレーは美しかったが林に防がれた。
大久保嘉人(13) 5.5 神戸戦よりは良くなった。が、運動量は少なく、守備も走らず、何より思い切ったシュートが少なかった。

■sub
72(10)森谷賢太郎(19) 7.0 決勝ゴール。中盤でパスを中継する役割をこなしながら、ピッチを走り回った。
82(23)中野嘉大(22) 5.5 攻撃で見せ場はなかったが、守備ではしっかり頑張った。
90+4(13)登里享平(2) 5.5 結果的にゴールに関与することとなったものの、パスが弱すぎた。

■bench
安藤駿介(24) 長谷川竜也(16) 狩野健太(25) 森本貴幸(9) 

■coach
風間八宏 6.5 エドゥアルドを下げるギャンブルに出たが、成功させる。交代が的確。

■referee
村上伸次 6.5 笛を吹く回数が少なく、好ゲームを邪魔しないように試合を裁いた。

2016/10/03

161001神戸3-0川崎(J1 #31)

神戸3-0川崎(ノエビアスタジアム神戸)

今年のJ1リーグも残り4節。
代表ウィークを挟んだ3週間の中断前、アウェイの神戸戦、19時キックオフ。
昼間は暑かったが、夜になると少し過ごしやすい。

ノエビアスタジアムはチケット完売。
神戸市営地下鉄海岸線の御崎公園駅から歩いて向かったが、道は広くスムース。
コンビニもあるが混雑している。
飲み物等、必要なものは三ノ宮で調達してきた方がいい。














スタジアムは球技専用で見やすい。
しかし、ピッチは剥がれ気味で荒れている。
昨シーズンは芝の不良で、川崎戦(2015 J1 #24)の次のホームをユニバー記念競技場開催した。

先発は横浜Fマリノス戦(J1 #30)から3名が変更。
出場停止だったネットと大久保が戻って、GKには高木。
狩野と三好がベンチに戻り、左頬骨骨折・脳震盪の新井はベンチ外となった。
新たにベンチに安藤が入り、奈良、大塚が外れた。
大久保は昨シーズンは拍手で迎えられたが、今年はブーイングが響いた。

神戸はJ1リーグ年間では8位。
第1ステージは12位だったが、第2ステージは4位に付けている。

■1st half
川崎は小林が1トップ、大久保と中村がシャドーに入る。
田坂が右に入る3バックは変わらない。

キックオフ直後、小林がGKキム・スンギュ(18)と1対1となるが、当ててしまう。
中央からスルスルとPA内まで入ったが、仕留めることができなかった。

お互いにコンパクトな陣形を保つ。
ネットがボールを持つと、神戸は大島へのパスコースを消す。
ボランチ同士の距離が遠く、パス交換が少なかった。
車屋とエウシーニョもサイドにスペースがなく、攻撃ができない。

神戸はカウンター主体の攻撃。
高い位置でパスカットして、チャンスを多く作り出す。
4分にFW渡邉千真(19)がポストに当て、20分すぎからは決定機が続く。
26分には高木のクリアミスから渡邉がゴール。
エドゥアルドがファーサイドへのコースを切っていたが、ニアに決められた。
高木はシュートに対する位置取りが悪く、止められなかった。

■2nd half
後半、田坂を右ウィングに上げて4バックに移行。
ボランチでボールを持てるが、全体的にが前掛かりになる。
サイドバックもボランチもポジションが高く、戻りが遅くなる。

神戸のカウンターに対して人が足りず、簡単にシュートを浴びる。
ボールのないところで動きが少なく、セカンドボールも回収できなくなる。

神戸は攻守に献身的な動きを続ける。
パスコースを作るために走って、フリーの選手にボールが届く。
守備ではゴール前とサイドを固めて、川崎の攻撃を待ち構えた。

59分、FWレアンドロ(11)が左サイドのゴールライン際からゴール。
角度がなくシュートコースは狭かったが、豪快に高木を抜いた。

2点差となって、三好、森本を相次いで投入。
しかし、前線に人数が多くなりすぎ、崩すことができない。
ネットの交代で中村をボランチに下げたため、守備は機能しなくなった。

76分、レアンドロがカウンター。
中盤で自ら攻撃を組み立ててから、渡邉とのワンツーで抜け出してゴール。

3枚目のカードは谷口に代えて板倉。
3点ビハインドでCBを交代。
大宮戦での森谷の交代のように、谷口に対する懲罰に思えたが、不要な采配。

板倉は高い位置取りでパスを供給し続けた。
エドゥアルドの1バックのような状態で攻撃を仕掛けたが、スコアは動かなかった。

■summary
神戸のカウンターで失点を重ねた。
内容がそのまま結果につながった妥当な敗戦。
昨シーズン、0-2だったアウェイゲームと同じように負けた。

ネットと大島の距離が遠く、最終ラインからのパスコースが少ない。
ボールを受けるためにバランスを崩してしまう。
神戸の守備ラインを押し下げることができないまま、縦パスを無理に入れてカットされる。
守備の人数に余裕がないまま、カウンターに対処する形が繰り返された。

1トップに小林が入ったため、これまで小林が担った中盤のプレスが弱くなる。
中村と大久保は動きが少なく、守備でほとんど機能しない。
2人はアンタッチャブルな存在だが、チームのために交代させる決断が必要。

神戸はボランチのMFニウトン(10)とMF藤田直之(14)が自由に前を向いた。
大島とネットが前に釣り出され、CBの前のバイタルが空いてしまう。
ボランチが剥がされた状態で、渡邉とレアンドロを防ぐのは難しかった。

7月までは守備意識が高かったが、変わってしまった。
ボールを失っても、プレスバックを仕掛けない。
相手チームのカウンターを遅らせることができず、スピードに乗ったままゴール前まで迫られる。
背走しながらの守備を、斜めのスルーパスで崩される。
昨シーズンまでよく見た光景が、今年も戻ってきた。

年間順位でも浦和に抜かれ2位に後退。
浦和はこのところ好調。
残り3試合で勝ち点を落としてくれるとは限らない。
1stステージ、福岡戦(J1 #16)のドローで鹿島に抜かれたような痛い敗戦となった。 













残り3試合で年間3位の鹿島とは勝ち点7差。
直接対決(J1 #33)は残しているが、2位以上はほぼ確実。
しかし、年間1位を狙うには厳しいチーム状況。
守備の約束事を再構築しなければ、勝機は見いだせない。

■goal
27渡邉千真(19) 59,76レアンドロ(11)

■judge
高木駿(29) 4.5 ビッグセーブもあったが、クリアとポジションのミスで1点目を招く。2点目も防ぎたい。
田坂祐介(6) 5.5 高い位置取りを続けるが、前にパスを出せない。後半からMF。
エドゥアルド(23) 5.5 力強く守ったが、相次ぐ失点を止められず。最後は1バック気味で奮闘。
谷口彰悟(5) 5.0 ロングパスを供給した。カウンターで背走するとマークを失いがちでパスを通される。
大島僚太(10) 5.5 タイトなマークに苦しむ。パスを出せない局面ではドリブルで中央突破を仕掛けた。
エドゥアルド・ネット(21) 5.0 アンカーでボールを差配する。無難なパスが多く、攻撃は停滞した。
エウシーニョ(18) 5.0 自由に動き回るが、チャンスは少なかった。35分、シュートをDFに当てる。守備では粘れない。
車屋紳太郎(20) 5.0 左サイドにスペースがなく、バックパスが多くなった。攻め上がる機会は点差が開いてから。
中村憲剛(14) 4.5 守備で走らず中盤に大きなスペースを空けた。ミスパスもあり、セットプレーでチャンスを作れず。
大久保嘉人(13) 4.5 前半は4本シュートを打ったが、決まらず。守備をしないのでMFは厳しい。攻撃でも走らず。
小林悠(11) 5.5 開始直後の決定機を外す。トラップでDFをかわしてチャンスを作っていた。

■sub
59(6)三好康児(26) 5.5 投入直後はシュートチャンスが続く。森本投入後は徐々に消えた。
74(21)森本貴幸(9) 5.0 85分、90分にシュートするが弱かった。ロスタイム、悪質なレイトタックルを仕掛けたがカードが出なかった。
79(28)板倉滉(28) 5.5 右CBに入り、リスクを取って積極的に前に出た。パスの起点となる。

■bench
安藤駿介(24) 小宮山尊信(8) 森谷賢太郎(19) 狩野健太(25)

■coach
風間八宏 4.5 ネットと谷口の交代は人選に疑問。中村か大久保を外す決断ができなかった。

■referee

今村義朗 5.0 結果には影響がなかったが、川崎寄りのジャッジだった。

2016/09/26

160925川崎3-2横浜FM(J1 #30)

川崎3-2横浜FM(等々力)

等々力での千葉戦(天皇杯 R32)に勝利して、中2日で迎えるマリノス戦。
J1リーグでは大宮戦(J1 #29)に負け、年間2位の浦和に勝ち点2差に迫られた。

天皇杯では大幅にターンオーバーして、連続して先発するのは新井だけ。
三好、エウシーニョ、車屋が天皇杯で途中出場して今日は先発。

大宮戦と比べると、ケガでソンリョン、出場停止でネットと大久保がベンチ外。
代わりに先発するのが新井、狩野、三好。
ベンチには新たに高木、小宮山、大塚が入っている。














マリノスも天皇杯東京ヴェルディ戦から中2日。
ただ、高知での開催で、長距離の移動があった。
さたに、ターンオーバーをあまり行っていない。
2試合連続して先発するのが6人、途中出場した2人が先発している。

■1st half
川崎は田坂、谷口、エドゥアルドの3バックでスタート。
ボランチには中村と大島が入る。
マリノスのプレスは緩めで、狩野のポストプレーが効果的。
PA近くまで簡単にボールを運び、左右に振って狙っていく。

14分、小林のPA右からのクロスに狩野が合わせて先制。
サイドでボールを持って、DF中澤佑二(22)とDF栗原勇蔵(4)を手前に引き出す。
その裏に入った狩野にはDF小林祐三(13)がマークしていたが、振り切ってゴール。
崩し切ってのゴールではなかったが、あっさり決まった。

マリノスは右サイドのMFマルティノス(20)による攻撃が主体。
左サイドのMF齋藤学(11)もドリブルで田坂に向かっていく。
35分すぎからは長くボールを持つが、中央から攻撃できず、攻め手が少なかった。

■2nd half
後半、マリノスはパスコースをしっかり切ってボールを奪う。
しかし、奪った後の攻撃のパターンが少ない。
徐々に中盤が間延びして前線へのサポートが遅くなり、齋藤のドリブル頼みとなる。
ただ、2人に挟まれても齋藤は軽々とドリブルで切り裂いていく。

川崎の最終ラインがマリノスのプレスを抜けると、中盤はぽっかり空いている。
縦に流れる三好と小林を使いながら、攻撃を仕掛けていく。

49分のCKで谷口と接触して負傷した新井が、66分にまた倒れ込む。
J1リーグ初出場となる高木に交代したのが69分。
2回倒れ込んだため、時計を止めた時間が長くなる。

何度も決定機を作っていくが、ようやく84分。
左MFにポジションを移した田坂から、三好にスルーパスが通る。
三好はしっかりループでゴールを決めた。

2点差となって、あとは試合を終えるだけだったが、ロスタイムは9分。
90+4分に中村のシュートがポストを叩くと、マリノスの反撃を浴びる。
90+6分にゴール前の混戦から押し込まれ、90+8分にもパスミスから失点して追い付かれる。

残り時間がない中、90+10分、右からCKが左に流れたところを田坂が拾ってクロス。
これを小林が頭で叩きこみ、ギリギリで勝利を得た。

■summary
大宮戦に続き、最後に失速してしまった。
退場者がいたわけでもなく、3バックの右に小宮山を投入していた。
にもかかわらず、食い止めることができなかった。

最後は奇跡的に勝ち点3を拾ったが、2-0で終えるべきゲーム。
コンディションの厳しさを抱えるマリノスに、2点を失った。

ただ、ネットと大久保の欠場の影響はあまりなかった。
代役の三好と狩野が活躍し、層の厚さは十分に感じられる。
ネットはそれでも欠かせないが、大久保はすぐに復帰させなくてもいいかもしれない。

マリノスは、天皇杯に注力したため、仕方がない敗戦。
エリク・モンバエルツ監督は、思い切った選手起用をしてくる。
ナビスコカップでの対戦(YNC GL #1)でも、大きなターンオーバーを行ってドロー。
それでも最終的には予選リーグを突破している。

年間3位以上が確定し、チャンピオンシップへの出場が決まった。
2位の浦和は、広島に勝利している。
苦しい状況が続くが、勝ち点を積んでいくしかない。

■goal
14狩野健太(25) 84三好康児(26) 90+10小林悠(11) 
90+6中町公祐(8) 90+8伊藤翔(16)

■judge
新井章太(30) 6.0 今シーズンJ1初先発。プレー機会は少なかった。谷口との接触で負傷し、途中交代。 
田坂祐介(6) 7.0 前線に移動してから2つのアシストを決める。1対1の守備では苦戦した。 
エドゥアルド(23) 6.0 きちっと中央を締める。相手に詰められる前に安全にパスを出した。
谷口彰悟(5) 6.0 左サイドからの攻撃をカバーする。ロスタイムにはもっとチームをまとめたい。
大島僚太(10) 6.5 パスミスはほとんどなかったが、PA近くでの積極性が足りなかった。
中村憲剛(14) 6.5 中心となってパスを動かす。最後は守備に戻らず。90+4分のシュートは決めておきたい。
エウシーニョ(18) 6.5 右サイドで高いキープ力を示す。深くサイドをえぐってのクロスも効いていた。
車屋紳太郎(20) 6.0 20分にシュート、33分にFKを獲得するなど前半は攻めたが、後半は守勢に回った。
狩野健太(25) 6.5 素晴らしい先制ゴール。久しぶりの出場だったがポストプレーもトラップも良かった。
三好康児(26) 6.0 縦への突破でチャンスに絡む。2点目のゴールを落ち着いて決めたが、2失点目の原因となる。
小林悠(11) 6.5 大久保不在を感じさせない1ゴール1アシスト。惜しいシュートも多かった。

■sub
69(30)高木駿(29) 6.0 J1リーグ初出場。リスタートも良くシュートも止めたが、2失点を浴びる。
82(25)小宮山尊信(8) 5.5 守備固めで入ったが防ぎきれなかった。今シーズンJ1初出場。
90+9(26)森本貴幸(9) 5.5 同点となってから投入されるが、プレー時間はほとんどなかった。

■bench
奈良竜樹(3) 板倉滉(28) 森谷賢太郎(19) 大塚翔平(27)

■coach
風間八宏 6.0 ギリギリで勝利を導いた。ただ、3枚目の交代の遅さは相変わらず。

■referee
家本政明 5.5 不可解な判定が散見されたが、ゲームを壊さなかった。後半ロスタイム9分は妥当。