2017/03/15

170314広州恒大1-1川崎(ACL GL #3)

(FC東京戦の観戦記は、3月24日ごろ更新予定です。)

広州恒大1-1川崎(天河体育中心体育場, 20:00KO(21:00JST))

ACLのグループリーグ第3節は、中国の広州恒大とのアウェイ。
4チームのうち、最も強豪と見られる相手。

イースタン戦(ACL GL #2)では、大きなターンオーバーを行った。
GL突破に向けて重要なこの試合はフルメンバーで臨む。

中3日となった柏戦(J1 #3)から先発は2人が変更。
田坂は広州遠征に帯同していたが、前日練習で負傷して欠場。
また、奈良が出場停止のため外れている。
代わりに井川と板倉が先発する。

ベンチには新たに長谷川と知念が入る。
愛知学院大学から新卒で加入した知念は、初めてのベンチ入り。
ハイネルも出場停止のため、ベンチ外となった。

広州恒大の監督はルイス・フェリペ・スコラーリ。
かつて監督として、磐田、ブラジル代表、ポルトガル代表を率いた。
現役ブラジル代表のパウリーニョ(8)が先発している。

■1st half
田坂が欠場したため、井川が右SBに入る。
最終ラインは右から井川、谷口、車屋、登里。
そして板倉がネットとボランチを組み、大島は前MFに配置された。

スタジアムの芝は深く、ボコボコで荒れている。
ボールが走らないため、パスが通らない。

25分、ルーズボールを板倉がヘッドでゴール前に落とす。
走り込んだ阿部がGKと1対1となるが、GK曾誠(19)がクリア。

26分、カウンターでMFリカルド・グラル(11)が左サイドを抜け出す。
パスを受けたFWアラン(7)が、詰めてきた谷口と車屋の間を抜くゴール。

先制されたあと、広州恒大の一方的な攻撃が続く。
28分、谷口を抜いたMF于漢超(20)の決定機をソンリョンが止める。
30分、パウリーニョが井川を抜いてクロス。
 于漢超の至近距離のシュートは登里がブロックしてバーに当たる。
31分、ソンリョンがスローで直接アランにパスミス。そのまま1対1となるが、自分で止める。
34分、左からのクロスをグラルがヘッド。
いずれも低い位置で簡単にボールを失って、多くの決定機を作られた。
追加点が生まれなかったのが不思議なくらいの状況。

34分、早くも板倉を下げて森本を投入する。
併せて右SBに登里、井川がCB、車屋が左SBと最終ラインの構成を動かす。
これでパスがつながるようになり、カウンターへの守備も機能する。

■2nd half
後半になると、パスをつないで広州恒大を押し込んでいく。
中村がボランチの間に下りて、ボールを落ち着かせる。
ネットと大島と3人で、頻繁に顔を出す前線に縦パスを入れていく。

広州恒大はカウンター主体。
ただ、前半よりもボールを奪う位置が低くなり、効果的に仕掛けられない。

60分、井川が負傷し、長谷川を左SBに入れ、車屋をCBに戻す。
ボールを長く持って押し込みながら、決定機を作る。

61分、小林が大島のスルーパスでDFを抜き去ってシュート。
GKも触れず、決まったかと思ったが、ポストに当たって跳ね返った。
86分には阿部が中村のパスを受けてシュート。これはGK曾誠がセーブした。

90+2分、PA内で于漢超がハンド。
クリアボールを追いかけ、三好に競り勝つため体勢を崩して手が出てしまった。
もし三好がボールを拾っていても、防ぐチャンスはあっただけに残念なプレー。

90+5分、小林がPKを決めて同点に終わった。

■summary
試合前日のケガによる田坂の欠場が大きく響いた。
井川が右SBに入ったが、カウンターに対処できなかった。
森本が入り、井川がCBに動くと目に見えて安定しただけに、最初の配置が残念。
しかし鬼木監督は、劣勢の原因を見抜き、34分で選手交代を選択して状況を改善した。

前半の広州恒大の分厚い攻撃は圧巻だった。
逆に後半になると川崎がパスをつないで攻め込んだ。

広州恒大は後半になるとまったくプレスに来なくなった。
川崎は余裕を持ってボールを持ち、広州恒大の最終ラインはべったりと下がる。
サイドを警戒して絞ってこないため、中央への縦パスが通った。
スルーパスを狙い続けて、多くのチャンスを作った。

ただ、ゴールは単純なカウンターとPKから。
それほど見応えがある試合とはならなかった。

広州恒大のプレーはクリーンだった。素晴らしいこと。
また、パウリーニョは別格のプレーを見せた。
縦パスを読み切ってパスカットして、カウンターでラストパスを供給する。
ぜひ等々力でもすごいプレーを見せてほしい。

アウェイでのドローは悪くはない結果。
ただ、ACLではドローが3つとなり、グループリーグで3位のまま。
残りの3試合で勝利が必要となった。

右SBを支えてきた田坂の負傷はとても厳しい。
井川もケガで交代したが、それぞれ重症でないことを願う。
他の選手も負荷が大きくなっている。
長いシーズンを見据えて、適度に休ませながら選手を起用したい。

■goal
26アラン(7)
90+5PK小林悠(11) 

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.5 失点後、決定機をことごとく止めた。キックとスローは不安定。
井川祐輔(4) 5.0 右SBではスピードがなく何度も抜かれる。CBに移ると安定。負傷交代。
谷口彰悟(5) 5.5 ミスはあったが耐えた。16分にイエロー、30分に抜かれて決定機を与える。
車屋紳太郎(7) 6.0 CBでカウンターに対抗する。SBでは積極的に上がっていった。
登里享平(2) 6.0 左SBから右SBに動く。右でも左と遜色ない動きができていた。
板倉滉(28) 5.5 アンカーでパスを受ける。悪くはなかったが、交代後、チームは生き返った。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 ボールロストが多かったが、ピッチに馴れるとアイディア溢れるパスを見せる。
大島僚太(10) 6.5 マークに付かれても前を向いてスルーパスを出す。走ってカウンターを遅らせる。
阿部浩之(8) 6.5 25分、86分に決定機を迎えたが、決められず。ショートパスが周囲と噛みあう。
中村憲剛(14) 6.0 パウリーニョを避けてボールを握る。プレスが少なく考える時間に余裕があった。
小林悠(11) 6.0 71分、ポストに当てるシュート。PKは中央に。GKが先に動かなければ止められたかも。

■sub
34(28)森本貴幸(9) 6.0 1トップで最終ラインを押し下げ、味方の攻撃を引き出す。守備でプレスも掛ける。
60(4)長谷川竜也(16) 6.0 左SBに入る。1点を追いかける状況で積極的に仕掛け、ボールをキープした。
82(9)三好康児(13) 5.5 トップ下に入る。位置が良くなくボールをもらえなかった。

■bench
新井章太(30) 森谷賢太郎(19) 狩野健太(25) 知念慶(20)

■coach
鬼木達 6.5 最初は最終ラインの組み合わせに失敗したが、34分に修正して立て直した。

■referee
アブドゥルラフマン 6.5 ファウルを流しながら試合を落ち着かせた。PK判定は妥当。

2017/03/11

170310川崎2-1柏(J1 #3)

川崎2-1柏(等々力, 19:00KO, 18,608人)

開幕から2週間、ACLとJ1リーグで週2試合ずつあった。
今週はACLの試合がなかったが、それでも変則的な日程。
翌週火曜日のACL広州恒大戦を睨み、柏戦は金曜日のナイター開催となった。
日曜日の鳥栖戦(J1 #2)からは中4日となる。

先発には、鳥栖戦のメンバーから大塚が外れ、奈良が入る。
CBに奈良が入り、車屋が右SBへ、登里が右MFに動いた。
大塚はベンチ外となって、狩野がベンチに入った。

奈良はJ1リーグでは1度目の骨折をした去年5月の神戸戦(2016 J1 #12)以来の先発。
ただしこの間、天皇杯千葉戦(2016 天皇杯 R32)ACLイースタン戦(ACL GL #2)で1試合ずつ先発している。

週中に2日間、U-20日本代表候補合宿があった。
板倉は参加したが、三好はチーム事情により辞退している。
ただ、2人ともベンチスタートとなった。














柏はJ1リーグで1勝1敗。
開幕戦は2PKで鳥栖に勝ち、前節はG大阪に敗れている。

■1st half
柏は高い位置でのボール奪取を目指し、前線からプレスをかける。
1トップのFWディエゴ・オリヴェイラ(11)が川崎のパスコースを切る。
サイドにボールを出させ、MFクリスティアーノ(9)やMF伊東純也(14)が素早く取り囲む。

しかし、川崎は間合いを詰められても、ボランチにパスをつなぐことができた。
柏のファースト・プレスを切り抜ければ、次のプレスは緩く、ボランチが中盤のスペースを使うことができた。

サイドもほどよく使いながら、ショートパスをつなぐ。
特に左サイドでは、登里と車屋が交互にPA横まで入り込む。
柏の右SBは、J1初先発のDF古賀太陽(28)。ユース昇格1年目。
伊東のサポートが遅いこともあり、2人の連続攻撃に苦しんでいた。

6分、13分、34分と小林、20分には登里がシュート。
GK中村航輔(23)の好セーブもあり、ゴールは決まらない。
前半終了近くの42分。中村の6本目のCK。
谷口がニアサイドで高い打点のヘッド。
ゴール右隅を狙いすまして決めて先制する。

45+1分にはDF中山雄太(5)が低レヴェルのミス。
ゴール前で阿部に緩く迫られると、ターンでかわそうとして、ボールを残してしまう。
そのまま阿部に拾われ、中央の中村がゴールに流し込んだ。

■2nd half
後半になると、2点を追う柏が動きを強める。
逆に川崎は足が止まってきて、押される展開。
伊東やクリスティアーノがサイドに流れ、中に単純なクロスを放り込む。
奈良と谷口が難なくクリアするが、セカンドボールを拾われてしまう。

川崎は前掛かりになった柏の背後を狙う。
55分、阿部がGKとの1対1となり、2度シュートするが決められない。

柏はセットプレーを中心にチャンスを作る。
60分、クリスティアーノの右CKをFW武富孝介(8)がヘッドで決めて1点差。
田坂が武富のマークを外し、ゴール前でフリーにしてしまった。

柏がますます勢いを増し、川崎のミスが目立つが、71分。
カウンターで抜け出した中村を、中山とDF中谷進之介(4)が挟みこんで倒す。
中村は2人の前に出ていたため、中山にレッドカードが出された。

柏は10人となっても、セットプレーで同点を狙う。
運動量も遜色なく、川崎のパスミスを誘ったが、ゴールは奪えなかった。

■summary
前半は終始押し込んだ。
柏は途中で手を打つべきだったが、下平監督は動かなかった。
無失点で耐え、後半勝負する戦略と思われるが、終了間際に2失点。

後半、柏は勝負を仕掛けてきた。
ロングボールで伊東やオリヴェイラを狙い、サイドのスペースを活かした。
人数をかけない単純な攻撃は徹底できていた。
クリスティアーノのセットプレーは脅威的。
得点力のある人材は揃っているので、守備を固めれば勝ち点を拾えると思われる。

2点目を招いた中山のプレーは、考えられないミス。
レッドカードも含め、試合を壊してしまったのは残念。
これがなければ、もっと緊迫した面白い試合を観ることができたと思われる。
中山には今日の失敗を糧にして、次も堂々と川崎の前に立ちはだかってほしい。













川崎は今シーズン5試合目。
舞行龍、家長、田中とケガ人が増える中、攻撃が嚙みあってきた。
阿部、ハイネルの動きも少しずつ周囲と合ってきている。
今日の得点はセットプレーと相手のミスからだったが、ボールを長く握った。
相手を押し込んでシュートすることが増えてきた。

ネットは81分、MF大谷秀和(7)にボールのないところで報復。
レッドに相当すると思われるが、イエローにとどまった。
報復のきっかけとなった大谷との競り合いは正当なもの。
何でもないプレーにもかかわらず、ネットは自分だけ熱くなってしまう。
後半になると集中力が欠けるところがあり、精神的なムラが大きい。
感情を制御できないネットをすぐに下げた鬼木監督の判断はとても良かった。













次は中3日の広州恒大戦。
グループリーグ突破のために大切な一戦となる。
奈良、ハイネルが出場停止。
最終ラインの構築も含め、きちっと結果を出したい。

■goal
42谷口彰悟(5) 45+1中村憲剛(14) 
60武富孝介(8)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.5 21分の武富、56分のオリヴェイラのシュートをセーブ。
田坂祐介(6) 6.0 右サイドでパスの受け皿となった。武富のゴールはマークミス。
奈良竜樹(3) 6.5 安全な選択で守備を固める。77分にイエローをもらったが、接触なし。
谷口彰悟(5) 6.5 完璧なゴール。35分にミスパス、56分にオリヴェイラに突破を許す。
車屋紳太郎(7) 6.5 登里と役割分担して左サイドを攻略。伊東をきちっと抑え込んだ。
エドゥアルド・ネット(21) 5.5 81分、報復でイエロー。パスの選択も守備も素晴らしかった。
大島僚太(10) 6.5 相手の間に入り込んでフリーになる。ラストパスを狙い、69分にミドル。
小林悠(11) 6.5 ゴールには絡まなかったが、多くのシュートを放った。好調を持続。
中村憲剛(14) 7.0 1アシスト1ゴール。70分に中山を退場に追い込む。守備の負担が少なく、攻撃で躍動。
登里享平(2) 6.5 守備も含め上下動を繰り返す。20分、車屋のスルーパスを受けた決定機を決められず。
阿部浩之(8) 6.5 1トップ。45+1分にアシスト。55分にはGKとの1対1を2度外した。

■sub
68(2)ハイネル(22) 6.0 73分にシュート、90分にカウンターから決定機。守備は粗い。
84(21)板倉滉(28) 6.0 ネットに代わって入る。バイタルを埋め、ハイボールも競り勝つ。
89(8)森本貴幸(9) 5.5 プレー機会は少なかったが、最前線でボールを追いかけた。

■bench
新井章太(30) 狩野健太(25) 森谷賢太郎(19) 三好康児(13) 

■coach
鬼木達 6.5 奈良のCB起用、そして3人の選手交代が絶妙だった。

■referee
今村義朗 6.0 カードの選択は微妙だったが、試合を中立にコントロールした。

2017/03/06

170305川崎1-1鳥栖(J1 #2)

川崎1-1鳥栖(等々力, 17:00KO, 22,705人)

アウェイのイースタン戦(ACL GL #2)のドローから中3日。
ACLとの試合間隔を空けるため、日曜日の開催となった。

イースタン戦では大きく選手を入れ替えた。
そのため、1週間前の大宮戦(J1 #1)のメンバーにほぼ戻した。
大宮戦の先発と異なったのは1人。
左足親指を痛めた家長が欠場し、代わりに大塚が入る。
ベンチには板倉、森谷が入り、長谷川、狩野が外れた。

イースタン戦から連続して先発するのは車屋のみ。
田坂、小林、ネットは途中出場している。
大塚は香港遠征には帯同したが、ベンチ外となっていた。














鳥栖は開幕戦、ホームで柏に負けた。
DF谷口博之(29)はCBで出場。
レンタル移籍中のMF原川力(4)はベンチスタートとなった。
GK林彰洋はFC東京へ移籍したが、新たにGK権田修一(33)を獲得した。

■1st half
鳥栖は守備で全体的にボールサイドに寄せてくる。
逆サイドは大きく空いていて、ここを使って川崎は攻めていく。

7分、中村のパスをDF吉田豊(23)がカット。
しかし、こぼれたボールを小林がさらって独走。
PA内まで進入して、GK権田のニアサイドを抜いてゴール。
スライディングに来た谷口博之に当たり、わずかにコースが変わった。

鳥栖は19分、ケガのためMF小野裕二(40)から原川に交代。
原川が左サイドに入ると、守備が大きく改善する。
サイドのスペースが埋まり、川崎のパスコースを消していく。
ボールを奪うと、すかさずロングボール。
川崎の最終ラインを下げ、バイタルを広げてセカンドボールを拾う。

34分、MF鎌田大地(7)のクロスをソンリョンがパンチング。
落ちてきたところをMF高橋義希(14)がダイレクトで蹴り込み、同点とされた。
難しいタイミングできちっと合わせた素晴らしいボレーだった。

■2nd half
後半開始から、大塚に代えてハイネルを投入する。
鳥栖の献身的なプレスも弱まって、川崎のショートパスがつながる。
ボランチでボールを握り、クサビのパスを狙っていく。
中央に守備が固まってくると、スペースが広がるサイドを使っていった。

鳥栖は引いて守りながら、FW豊田陽平(11)にロングボールを供給する。
谷口がハイボール、車屋がスペースを突くパスを担当して抑え込む。
そのため鳥栖の勝率は高くはなかったが、競り勝つとチャンスを作っていた。

65分をすぎると、中盤のスペースが埋まらない。
オープンな展開となるが、鳥栖の最終ラインは固いまま。
川崎はミドルシュートで打開を試みるが、枠内に飛ばなかった。

90+6分、小林のクロスを攻め上がっていた谷口がヘッド。
権田は飛び出していたが、高橋がゴールライン上でクリア。
そのクリアボールに三好がフリーで合わせたが、浮いてしまった。

■summary
鳥栖は守備を固めて縦ポン主体。
激しく走ってプレスを掛ける、いつものサッカーを展開してきた。
セットプレーでは、距離があってもゴール前に放り込んできた。










結果はドローだが、大宮戦より内容は改善した。
小林は相変わらずの決定力を見せた。
ポストプレーもラストパスもシュートも、すべて高いレベルでこなす。
大島とネットのバランスは良かったし、縦パスもしっかり狙っていた。
阿部もハイネルも、周囲と噛み合って持ち味を見せるようになった。

ただ、小林がサイドに流れると、ゴール前で待ち受ける選手がいない。
森本が入れば改善したと思うが、最後まで投入されなかった。
同点で奈良が投入されたが、状況を考えるとこの選手交代には疑問が残った。

守備では高橋にスーパーゴールを決められた。
しかし、鳥栖にPA内でボールを動かされても踏ん張ることができた。

■goal
7小林悠(11) 
34高橋義希(14)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.5 21分、1対1となった豊田のシュートをブロック。失点は仕方がない。
田坂祐介(6) 6.0 右サイドのスペースを突いてチャンスを作る。縦パスも狙う。戻りは遅くなった。
谷口彰悟(5) 6.0 ハイボールを跳ね返す。21分、豊田に独走を許した。90+6分のシュートはクリアされる。
車屋紳太郎(7) 6.5 ロングボールにスピードで対抗。登里のスペースをうまく作った。
登里享平(2) 6.5 左サイドを使って果敢にドリブルで攻め込んだ。クロスを何度も供給した。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 ロングパスでサイドに展開。42分、中村とのワンツーでPA内まで入ってシュート。
大島僚太(10) 6.0 動き出す小林や阿部をめがけてラストパスを狙う。87分のミドルは枠上。
阿部浩之(8) 5.5 守備に比重を置きながらも、前線での存在感が向上。80分、ドリブルで切れ込んでミドル。
中村憲剛(14) 5.5 相手が固めている中でもショートパスで崩す。ラストパスが少しずつずれてしまった。
大塚翔平(27) 5.5 顔を出してパスをつなぐ。20分を過ぎると動きが減る。前半のみで交代。
小林悠(11) 7.0 角度のないところからニアを抜く素晴らしい先制点。チャンスに多く絡んだ。

■sub
HT(27)ハイネル(22) 6.0 動き良くドリブルで抜いていった。守備は荒く、58分にはイエローを受ける。
84(8)奈良竜樹(3) 5.5 最後は谷口も攻撃参加したため、1バックとなったが守り切った。
87(2)三好康児(13) 5.5 90+6分、フリーのヘディングシュートを浮かせる。プレー機会が少なかった。

■bench
新井章太(30) 板倉滉(28) 森谷賢太郎(19) 森本貴幸(9) 

■coach
鬼木達 5.0 奈良ではなく森本を使うべき。家長の欠場を大塚、ハイネルで補う。

■referee
荒木友輔 6.5 スタートは吹かずに流し、徐々にファウルをとって試合を制御した。

2017/03/02

170301イースタンSC1-1川崎(ACL GL #2)

イースタンSC1-1川崎(モンコック・スタジアム,20:00KO(21:00JST))

ACLのグループリーグ第2節は、香港のイースタンSCとのアウェイ。
初戦の水原三星戦(ACL GL #1)は1-1のドローだった。














J1リーグ大宮戦(J1 #1)から中3日。
先発は大宮戦から10人が変わり、車屋のみが連続先発。

GKは新井、4バックは右から舞行龍、井川、奈良、車屋。
ボランチに板倉と森谷、前線はハイネル、狩野、三好、森本。
ベンチには小林、阿部、ネット、登里、田坂が控える。

ソンリョン、家長、中村、大島、谷口といった主力は、香港遠征に帯同していない。

イースタンのACL初戦は、アウェイで広州恒大に7-0で敗れている。
力の差はあると思われるだけに、勝ち点を稼いでおきたいところ。

■1st half
川崎は大きなターンオーバーを行ったこともあり、落ち着いた立ち上がり。
車屋や板倉を中心にパスでイースタンを押し込んでいく。
イースタンは引きながらも、ボールを持つとパスをつないだ。

13分、FWブレダ・ロドリゲス・マニュエル(9)にロングボールが入る。
奈良がPA内で競りあって、倒したところでPKの判定。
さらに奈良にはレッドカードが出された。
ノーファウルのようにも見え、奈良には酷な判定。
ただ、試合開始直後。レフェリーの判断基準が分からない状況。
PA内でブレダとの接触プレーを選択した奈良の判断は軽率だった。

14分、ブレダがPKを決めて先制される。

川崎は板倉をCB、狩野をボランチにそれぞれ下げて10人で戦う。
1人少なくなり、中央突破は難しくなる。
両サイドへの配給が多くなるが、イースタンも人数をかけて守る。
パス、トラップなどのクオリティが低く、攻撃は機能しない。

■2nd half
後半開始から舞行龍をCBに戻し、田坂が右SBに投入。
田坂が何度もクロスを上げて、チャンスを作る。
49分、田坂からのループパスを三好がボレーシュート。
52分、中央のハイネルへ田坂が強いパスを入れる。
ハイネルが自らの頭上を越えるラストパスを板倉が流し込んだ。
板倉にとってはプロ初ゴールとなった。

イースタンは数的優位を活かし、ときおりカウンターを仕掛ける。
流れの中では井川と舞行龍に阻まれるが、セットプレーでチャンスを作る。
57分のFK、67分のCKからの展開では決定機を作り出していた。

川崎も69分に小林、81分にネットを投入して、勝ち越しを狙う。
ボールを運んで攻撃を仕掛けるが、10人で戦ってきた疲労の影響でミスも見られた。

90+4分にはハイネルが2枚目のイエローカードで退場。
両チームともにゴールは生まれず、ドローに終わった。

■summary
ACLは2戦2分となった。
10人で1点ビハインドを背負ったが、ドローに持ち込んだ。
広州恒大との対戦を控え、決勝トーナメント進出のためには物足りない結果。
ただし、悲観的になるほどの状況ではない。

主力を温存しながらも、勝ち点3を狙いにいく。
しかし、奈良の退場で目算が狂った。
前半での退場は、サッカーの面白さを著しく削ぐもの。
大久保が退場した去年の大宮戦(2016 J1 #29)、登里が退場した2014年の横浜FM戦(2014 J1 #21)戦も見ていてつまらなかった。
それだけに、奈良の判断ミスもレフェリーの判定も残念だった。

この日はハイネルの動きが良かった。
気性の荒さもあって退場したものの、独特なリズムのドリブルを見せた。
周囲との連携を深めていけば、活躍する日は近いかもしれない。

■goal
13PKブレダ・ロドリゲス・マニュエル(9)
52板倉滉(28)

■judge
新井章太(30) 5.5 プレー機会は少ない。67分、CKで飛び出すがボールに触れず。
舞行龍ジェームス(29) 5.5 右SBでは距離感が掴めなかった。後半、CBとしては及第点。
井川祐輔(4) 5.5 ボールホルダーへのバックチャージが目に付く。ファウルを与え過ぎ。
奈良竜樹(3) 3.5 判定は酷だったが、PA内で接触プレーを選択し、PKを与えて退場となった。
車屋紳太郎(7) 5.5 スペースがなく、窮屈だった。35分、左サイドを上がってシュート。
板倉滉(28) 6.0 ボランチで顔を出し、ボールを受け続けた。プロ初ゴール。
森谷賢太郎(19) 5.0 パスもトラップも正確さを欠いた。81分、力強いシュート。
ハイネル(22) 5.5 イエロー2枚で退場。下がってパスを受けてドリブルを仕掛ける。1アシスト。
狩野健太(25) 5.5 トップ下からボランチへ移動。攻撃的なパスを配給できず。前半のみで交代。
三好康児(13) 5.5 59分、決定機を迎えるがシュートはGKイ・ホンファイ(1)に弾かれる。
森本貴幸(9) 5.5 ポストプレーでは強いタックルを受けてボールを失った。

■sub
HT(25)田坂祐介(6) 6.5 右サイドのスペースにボールを呼び込んだ。再三のクロスでチャンスを作る。
69(13)小林悠(11) 5.5 88分にヘディングシュート。狭いスペースでのパス交換に苦労した。
81(28)エドゥアルド・ネット(21) 5.5 素早いサイドチェンジを見せた。試合結果は変えられず。

■bench
安藤駿介(24) 登里享平(2) 阿部浩之(8) 長谷川竜也(16) 

■coach
鬼木達 5.5 ターンオーバーは評価できるが、ベンチに手駒をもっと置いておきたかった。

■referee
モハナド・サライ 3.5 PK及びレッドカードは厳しすぎる。プレーごとに判断がぶれた。


2017/02/26

170225大宮0-2川崎(J1 #1)

大宮0-2川崎(NACK5大宮, 16:00KO, 11,962人)

J1リーグの開幕戦はアウェイ大宮戦。
ACLはすでに開幕していて、水原三星戦(ACL GL #1)から中2日。
昨シーズン年間5位の大宮はシーズン初戦となる。

水原三星戦の先発メンバーから舞行龍が外れ、登里が入る。
最終ラインは右から田坂、谷口、車屋、登里の組み合わせ。
前線は流動的だが、小林が1トップ、2列目に右から家長、中村、阿部と並べる。














舞行龍はベンチにも入らなかった。
過密日程を見据えた休養であればいいが、理由が気になるところ。
ベンチには長谷川と狩野が入り、板倉が外れた。














大宮は、家長が川崎に移籍したが、新たに清水からFW大前元気(10)を獲得。
湘南からMF長谷川アーリアジャスール(28)、柏からMF茨田陽生(40)、群馬からMF瀬川祐輔(44)も加入し、新戦力4人が先発する。

■1st half
スタートから10分は川崎の攻撃が続く。
3分、小林が単独でDF4人に囲まれながらシュート。
GK塩田仁史(21)の頭上を越えてバーに当てた。

大宮はラインを高く維持してコンパクトな守備。
ボールホルダーに素早く寄せていく。
大島とネットのところでボールを奪って、カウンターを仕掛ける。
両サイドの広いスペースで数的優位を作って攻撃した。

30分を過ぎ、大宮が立て続けにシュートチャンスを迎える。
34分、36分とFW大前元紀(10)、37分にDF菊地光将(2)。
40分にはCKからDF河本裕之(3)がヘッド。
45+2分、PA手前からの大前のFKは、ゴールポスト左にわずかに外れた。

川崎は前線4人それぞれの距離が遠い。
ボールを受けても厚みがなく、大宮に早く囲まれてしまう。
サイドは崩せていたが、中央で待ち受ける人数が揃わなかった。

■2nd half
後半、川崎は小林を右、家長を1トップにして2人を入れ替える。
プレスが弱まり、ボランチのボールロストが少なくなる。
大宮はカウンターの距離が長くなり、シュートまで至らない。

57分、家長に代えて森本を投入。
森本は1トップらしい動きで大宮の2CBとの駆け引きを繰り返す。
小林、阿部が、森本に連動してオフサイドラインから動き出す。
中村が2ボランチの近くに位置してボールが回るようになる。
大宮の最終ラインが下がり、スペースが生み出された。

65分、登里が左から森本にクロスするが、河本にクリアされる。
続いて小林を狙った中村のCK。ここも河本がクリア。
しかし、2度目のCK。
小林が河本のマークを振り切って、ヘッドで先制する。
河本はいいクリアを2回見せたものの、3度目は守れなかった。

大宮は72分にMF岩上祐三(47)、83分にFWネイツ・ペチュニク(9)を投入。
岩上のロングスローを起点にパワープレイを仕掛ける。
88分、岩上のCKをフリーのペチュニクが頭で合わせる。
決定的なシュートだったが、ゴールライン上で小林が止めた。

90+3分、川崎のカウンター。
菊地と中村が競ったルーズボールがPA右に流れ、拾った小林がダイレクトでクロス。
中央でフリーとなっていた中村がゴールに流し込んだ。

中村を追うべきDF奥井諒(19)は、ボールを眺めて歩いていた。
同点を狙って失点するのは仕方がない。
しかし、諦めてしまった奥井は残念だった。

■summary
川崎は前半、大宮のプレスに苦しんだ。
特にボランチのMF大山啓輔(15)、茨田は何度も食いついてボールを奪った。
それでも川崎はボールを動かし続けて大宮の足が止めるのを待つ。
後半、森本の投入とともに攻勢を仕掛けてゴールを奪った。

水原三星戦と同じように家長は機能しなかった。
ボールロストは少なかったが、安全を優先したパスが多い。
攻撃に時間がかかり、大宮に守備ブロックを構築する余裕を与えた。
スペースがなかったこともあったが、ゴールに向かって攻撃を早く仕掛けたい。
阿部も含め、周囲と役割を明確化していく過程にある。

鬼木監督は、森本の投入で勝利を呼び寄せた。
水原三星戦で出場機会がなかった登里、森本、狩野が起用された。
マイルドなターンオーバーを行ったことは評価できる。









大宮は押し込んだ前半にゴールを奪えなかった。
前半に激しいプレスを掛けたので、後半に動けなくなるのは仕方がない。
攻撃陣も大前をはじめとして後半は消えてしまう。
パワープレイに頼るしかなくなったが、岩上のロングスローとキックは機能した。
ペース配分を工夫できれば、勝ち点を積むことができると思われる。

■goal
66小林悠(11) 90+3中村憲剛(14)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.5 36分、大前の強いシュートをストップ。安定したセーブを見せる。
田坂祐介(6) 6.0 右サイドを広く使ってパスを引き出す。守りでは瀬川に対応。
谷口彰悟(5) 5.5 ファイルが多く、45分にイエロー。15分にクリアミスで決定機を与える。
車屋紳太郎(7) 6.0 CBに入り、スピードを生かす。59分、CKをヘッドで合わせる。
登里享平(2) 6.0 攻守のバランスを見て上下動を繰り返す。65分、森本に強いクロスを供給。
エドゥアルド・ネット(21) 5.5 プレスを受けて不正確なパスが多くなった。ロングボールでサイドを使った。
大島僚太(10) 5.5 33分、左足ミドルシュート。間合いを詰められてボールの展開が窮屈だった。
阿部浩之(8) 5.5 26分、PA手前でFKをもらう。森本投入後、FWの衛星的な動きでサポート。
家長昭博(41) 5.5 1トップでは動きが少なく、パスをもらっても次の判断が遅くなった。
中村憲剛(14) 7.0 1アシスト1ゴール。CKで何度もチャンスを作り、2ボランチに近づいてゲームを支配する。
小林悠(11) 7.5 1ゴール1アシスト。3分、単独突破でバーに当てる。88分、ペチュニクのシュートをブロック。

■sub
57(41)森本貴幸(9) 6.5 1トップでポイントを作って周囲を活かす。大宮の最終ラインを押し下げる。
85(8)奈良竜樹(3) 5.5 右CBに入ってパワープレイに対応。明確なクリアを見せた。
90+2(2)狩野健太(25) 5.5 3本のCKの守備のみ。ソンリョンをサポートした。

■bench
新井章太(30) 三好康児(13) 長谷川竜也(16) ハイネル(22)

■coach
鬼木達 6.5 前半は我慢しながら森本の投入とともに一気に仕掛けた。

■referee
村上伸次 6.5 ファウルの判断が良かった。谷口へのイエローカードも妥当。

2017/02/23

170222川崎1-1水原三星(ACL GL#1)

川崎1-1水原三星(等々力, 19:00KO, 11,150人)

川崎の2017シーズン最初の試合はACL。
ACLへの参戦は2014シーズン以来となる。
グループGの初戦は、韓国の水原三星ブルーウィングスとの対戦。















新戦力は、家長、阿部、舞行龍の3人が先発、ハイネルがベンチに入る。
2016シーズン最終戦・鹿島戦(天皇杯 Final)と先発7人が同じ。
先発から外れた4人は、FC東京へ移籍した大久保、ケガで離脱中のエドゥアルドとエウシーニョ、ベンチの登里。
ハイネルを除き、ベンチは昨シーズンからの在籍者。
大久保は移籍しているが、チームが大きく変わった印象はない。

水原三星は昨シーズンまで鳥栖に在籍した金民友(11)が、左ウィングで出場。

■1st half
川崎は縦に早い攻撃を仕掛けていく。
大島とネットがプレスをかわして前線にボールを供給する。
右の阿部、左の中村、1トップの小林とトップ下の家長。
それぞれが特徴を見せ、ミドルパスを交換しながら崩していった。

11分、相手に当たったボールが左サイドの中村に流れる。
中村がシンプルに入れたクロスを小林が胸で押し込んで先制。
水原三星はGKもDFも十分に準備ができずにあっさりと失点した。

その後も川崎が押し続けるが、23分。
水原三星が中央からPA内へスルーパス。
マイナスのクロスボールを車屋がクリアしたところ、谷口に当たってオウンゴール。
ゴール自体は運がなかったが、完全に崩されてしまった。

25分、28分に家長がシュートを放ち、36分には阿部が決定機を迎えたが、ゴールはできなかった。

■2nd half
後半、川崎は動きが止まってセカンドボールを拾えなくなる。
最終ラインを押し上げられず、選手間の距離が広がった。
ボランチからのパスコースを切られ、余裕がなくなってしまう。

水原三星はプレスを強めながら、よい距離感でパスを回す。
特に川崎のゴールキックの場面では、DFへのパスコースを緻密に消す。
ソンリョンにロングボールを蹴らせ、簡単にボールを回収した。

ただ、川崎の最終ラインが崩されることはなかった。
水原三星の最大の決定機は78分。
プレスを受けた田坂がバックパスを失敗。
FWジョナタン(7)へのプレゼントとなるが、ソンリョンが1対1を防いでくれた。

停滞した状況で、奈良、三好、ハイネルと交代カードを切るが好転せず。
なかなかシュートチャンスを作ることができなかった。

■summary
ACLのグループリーグは6試合だけに、ホームで勝ちたかった。
とはいえ、ドローでも悪くはない結果といえる。

攻撃陣はまだ熟成が進んでいない印象。
新加入の家長、阿部、さらに小林と中村もポジションが変わっている。
力を発揮するのに時間がかかるのはやむを得ない。
それでも前半の攻撃は目覚ましく、悲観する内容ではなかった。
期待して見ていきたい。

CBは舞行龍と谷口が組んだ。
谷口にオウンゴールがあっただけでなく、舞行龍も含めミスがあって不安定だった。
相手に崩されるというよりも、自らのミスでピンチを招くことが多かった。
奈良が途中で起用されて、3バックに移行したが、今後も試行錯誤が続くと思われる。

鬼木監督にとっても、初めての公式戦。
3人交代させたが、効果が少なかった。
もっと早い時間帯での交代があっても良かったかもしれない。

■goal
11小林悠(11)
23OwnGoal

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.5 78分にジョナタンの決定機を阻止。ロングキックが不安定だった。
田坂祐介(6) 5.5 右サイドバックで出場。攻撃参加は抑え気味。78分に決定機を与えるミスパス。
舞行龍ジェームス(29) 5.5 最終ラインに声を掛けて統率し、空中戦に活躍。足元が少し不安だった。
谷口彰悟(5) 5.5 23分のオウンゴールは不運だったが、その後もミスが続いた。後半は安定した。
車屋紳太郎(7) 5.0 負担が重かった守備できっちり役割を果たす。攻撃ではボールロストを繰り返した。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 ボランチとして攻守に活躍したが、後半は集中力が途切れて細かいミスが目立った。
大島僚太(10) 6.5 レヴェルが高いパスとトラップで中盤を制圧。ゴール近くでは消極的だった。
阿部浩之(8) 6.5 パスを受けてから早い判断を見せる。36分、決定機でシュートをわずかに右に外す。
家長昭博(41) 5.5 小林と組んで左右に流れ、抜群のキープ力と技術の高さを見せた。
中村憲剛(14) 5.5 10分にアシスト。消えている時間も長く、守備では車屋に負担をかける。
小林悠(11) 6.0 1得点。もっと取れるチャンスはあった。ハイボールはまったく勝てなかった。

■sub
72(8)奈良竜樹(3) 6.5 2度の右腓骨骨折から復帰。相手からボールを奪う高い能力を発揮する。
82(10)三好康児(13) 5.5 左MFに入る。ボールを持ってもすぐに囲まれてスペースを消された。
85(41)ハイネル(22) 5.5 受ける動きは良かったが、周囲とパスが噛み合わなかった。

■bench
新井章太(30) 登里享平(2) 板倉滉(28) 森本貴幸(9) 

■coach
鬼木達 5.5 監督としての初戦。交代枠でゲームを動かして結果を出していきたい。

■referee
アリ・アルドゥルナビ・アルサマヒージ 6.0 ぎこちない判定も見受けられたが、試合をきちんとコントロールした。

2017/01/20

170120シーズン回顧(2) ランキング

2016シーズンの川崎フロンターレを2回に分けて振り返る。
2回目は各種ランキングを見る。

■出場時間
 出場時間が長かったのは次の選手。カッコ内は2015年の順位。

1位(1位) 谷口彰悟(5) 46試合4211分出場 平均採点5.88 ベンチ0試合
2位(2位) エウシーニョ(18) 42試合3866分出場 平均採点5.86 ベンチ3試合
3位(4位) 大久保嘉人(13) 40試合3787分出場 平均採点6.02 ベンチ0試合
4位(7位) 車屋紳太郎(20) 42試合3718分出場 平均採点5.96 ベンチ0試合
5位(3位) 中村憲剛(14) 38試合3510分出場 平均採点6.17 ベンチ1試合

 谷口が2年連続で出場時間、試合数とも1位。他の選手を大きく引き離した。

■シーズン・ベスト
 1,000分以上出場した17選手で、シーズン平均採点が高かったのは次の選手。
 カッコ内は2015年の順位。2015年に1,000分以上出場したのは18選手だった。

1位(9位) 小林悠(11) 37試合3326分出場 平均採点6.30 ベンチ2試合
2位(-) エドゥアルド(23) 36試合2799分出場 平均採点6.24 ベンチ1試合
3位(1位) 大島僚太(10) 26試合2325分出場 平均採点6.24 ベンチ0試合
4位(-) チョン・ソンリョン(1) 36試合3453分出場 平均採点6.22 ベンチ0試合
5位(-) 奈良竜樹(3) 15試合1383分出場 平均採点6.21 ベンチ2試合

 昨シーズン、ケガが多かった小林は出場時間を伸ばし、結果を出した。
 守備的なポジションの新規加入選手が、5位までに3人入った。
 2015年に上位だった大島は3位(1位)、田坂は15位(2位)、森谷は16位(3位)。

■シーズン・ワースト
 逆に1,000分以上出場した17選手で、シーズン平均採点が低かったのは次の選手。

17位(12位) 武岡優斗(17) 23試合1160分出場 平均採点5.58 ベンチ2試合
16位(3位) 森谷賢太郎(19) 27試合1495分出場 平均採点5.64 ベンチ16試合
15位(2位) 田坂祐介(6) 29試合1785分出場 平均採点5.83 ベンチ10試合

 武岡、森谷は際だって活躍した試合が少なく、高い採点が付かなかった。
 この2人と田坂には大きな差があった。
 2015年に下位を占めた車屋は10位(18位)、杉本(17位)は移籍、エウシーニョが14位(16位)だった。

■ベスト・ゲーム
 各試合ごとに出場選手の採点を、出場時間に応じて平均した。
 この平均採点が高かったのは、47試合のうち次の試合。

1位 160227広島0-1川崎(J1 #1) 平均採点6.64
 開幕戦。無失点で耐え、最後に小林が決勝ゴールを決めた。
2位 160709名古屋0-3川崎(J1 #19) 平均採点6.57
 15位と低迷する名古屋を終始押し込んで、危なげなく完勝した。
3位 160319甲府0-4川崎(J1 #4) 平均採点6.54
 自陣に引き籠る消極的な甲府のゴールを次々と割った。

 3位まですべてJ1リーグのアウェイでの試合となった。

■ワースト・ゲーム
 逆に平均採点が低かったのは47試合のうち次の試合。

47位 160827川崎2-5柏(J1 #27) 平均採点4.91
 セットプレーでマークミスを重ねて、5失点を喫した。
46位 161001神戸3-0川崎(J1 #31) 平均採点5.05
 ボランチのパスを何度もカットされ、カウンターを浴びて仕留められた。
45位 160420柏2-1川崎(YNC GL #4) 平均採点5.26
 谷口が信じられないミスを2度繰り返し、どちらも失点した。

 エドゥアルドが契約上出場できなかった柏戦が2つ含まれる。

■高採点(試合別)
 各試合の採点で、最も高かったのは8.0点。3回あった。

8.0 チョン・ソンリョン(1) 160227広島0-1川崎(J1 #1)
 至近距離からも含めて決定的なシュートをことごとくストップ。
8.0 中村憲剛(14) 160319甲府0-4川崎(J1 #4)
 2つの難易度が高いゴラッソを決める。中盤のバランスを保つ。
8.0 新井章太(30) 161029鹿島0-1川崎(J1 #33)
 決定機をたくさん作られて浴びた数多くのシュートをブロックした。

 今シーズンはGKの活躍が目立ち、2人がランクインした。

■低採点(試合別)
 各試合の採点で、最も低かったのは3.0点。1回だった。

3.0 エドゥアルド・ネット(21) 160827川崎2-5柏(J1 #27)
 何度もセットプレーでマークを外し、次々とゴールを決められた。

 次に低かったのは3.5点で、3回あった。

3.5 谷口彰悟(5) 160420柏2-1川崎(YNC GL #4)
 内容的には押していたが、簡単なプレーのミス2回で敗戦を招いた。
3.5 三好康児(26) 160813鳥栖1-0川崎(J1 #25)
 1点を追いかけて投入されたが、5分後にレッドカードで退場。
3.5 大久保嘉人(13) 160917大宮3-2川崎(J1 #29)
 報復行為で36分にレッドカード。勝てた試合を落とした。

 今シーズン、チームの退場は2回だったが、どちらも採点は低い。
 ネットと谷口は、2点以上のミスを繰り返したもの。