2014/03/30

140328川崎1-0名古屋(J1 #5)

川崎1-0名古屋(等々力, 19:00KO, 12,431人)

■1st half
川崎はボールを支配して、名古屋を押し込んだ。
中村が中盤で強いマークを受けたが、フリーの大島が衛星的に動いて危険なパスを供給した。
前線の選手のボールロストが少なく、決定機を作っていく。

名古屋はロングボールをケネディに当てる戦略。
しかし、ジェシと井川にケアされて、簡単にボールを失った。
主審が名古屋寄りの判定を繰り返したので、川崎の一方的な流れにはならず、ゴールは生まれなかった。

■2nd half
後半になると名古屋の出足が鈍ってくる。
中立的な判定となったこともあって、川崎の時間が続いた。

大久保のゴールは、名古屋が守備ブロックを完全に築き上げてから崩したもの。
FC東京戦(J1 #4)はショートカウンターが効いたが、今日は固い守備をこじあけた。
CB田中マルクス闘莉王(4)を引き出してから、中村がラストパス。
オフサイドと判定される可能性もあったが、副審の判断はオンサイド。
こういったゴールを繰り返せば、守るだけのカウンターチームに負けることも少なくなる。

■summary
名古屋は最後までロングボールに頼って、川崎に余裕を与えた。
しかし、GK楢﨑正剛(1)を中心に、粘り強く守ることができていた。
去年までの主力を大幅に放出しているが、悪い内容ではなかった。
今日は勝てる可能性は少なかったが、これからも期待できる。

川崎はもっと点を取れたと思うが、きれいなパスワークを展開した。
見応えのある締まったゲームとなった。

■goal
68大久保嘉人(13)

■judge
西部洋平(21) 6.0 30分の玉田圭司(11)のシュートストップも含め、良かった。名古屋の時間帯でやっとマイボールになってのリスタートが早すぎた。
田中裕介(3) 6.5 森谷と組んで効果的に右サイドを崩した。守備もしっかり対応。
井川祐輔(4) 6.0 ボランチがボールを持てたので、ビルドアップに参加する機会が少なかった。
ジェシ(5) 6.5 ケネディ(16)のポストプレーに当たりすぎず、ファイルが少なかった。
谷口彰悟(15) 6.0 期を見て果敢にオーヴァーラップ。レナトとのコンビはこれからか。
中村憲剛(14) 7.0 磯村亮太(13)の強いプレスを受けても中盤で君臨。時間も使って全体をコントロールした。
大島僚太(16) 6.5 中村をサポートし、縦・スルーパスを連発。フリーの1対1シュートを外した。
森谷賢太郎(19) 6.0 ロストが少なく、ゴールに近いところでドリブルで仕掛けた。もっとボールに絡みたい。
レナト(10) 6.0 コンディションが良くなり、左サイドで仕掛けた。全開までもう少し。
大久保嘉人(13) 6.5 俊敏な判断でゴールを決めた。下がってボールを捌くタイミングも適切。
小林悠(11) 6.5 今日も切れていた。バーに当てたシュートは決めたかった。横パスを奪われる危険なミスがあった。

■sub
90+3(10)中澤聡太(7) 6.0 ラストプレーで上がった闘莉王をマーク。

■bench
杉山力裕(1) 實藤友紀(2) 武岡優斗(17) パウリーニョ(34) 山本真希(6) 安柄俊(27) 

■coach
風間八宏 5.5 中澤の投入は効いた。積極的に交代枠を使うべき。

■referee
佐藤隆治 5.0 前半は名古屋寄りでゲームを操作した。良くいえば川崎にファウル取りやすいプレーが多かったが、どちらにも与しない、中立的な判定を望む。

2014/03/24

140323FC東京0-4川崎(J1 #4)

FC東京0-4川崎(味の素スタジアム, 19:00KO, 23,172人)

■1st half
FC東京は選手間の距離が遠く、有効な攻撃が繰り出せない。
ロングボールをエドゥー(11)と渡邉千真(9)に入れても、ジェシと井川に潰される。
いくつかゴール前でのチャンスはあったが、先制できなかった。

川崎は右サイドや中盤でボールを回して圧力を強めていく。
決定機を作り出していって、31分には小林が先制。
ゴール前でフェイントして、ボールを動かしてからのシュート。
トラップから時間がかかったが、きれいなゴールを決めた。

大久保がロスタイムに追加点。
プロデビュー戦となった谷口が、カウンターで攻めあがってアシスト。
左SBは登里が負傷している。
武岡、福森も試されたが、今日の谷口がベストだった。

■2nd half
選手交代したFC東京が55分過ぎまで攻勢に出る。
しかし、ゴールが決まらないと川崎が主導権を握り直す。
再び大久保、小林が追加点を挙げて快勝。

■summary
ようやく試合内容と結果が一致した。
いいサッカーをしていても勝ち点が付いてこないと厳しい。
4戦目となったとはいえ、結果が出てよかった。
もちろん、見て楽しいサッカーができていて、内容的にも申し分ない。

次の名古屋戦まで中4日。
4点差が付いた時点で早目の交代策を行うべきだったと思われる。


■goal
31,79小林悠(11) 45+5,59大久保嘉人(13)

■judge
西部洋平(21) 6.0 2つの大きなシュートストップで完封に貢献。
田中裕介(3) 6.5 攻め急がず上がって森谷をサポートした。右サイドからの攻撃が良かった。
井川祐輔(4) 6.0 悪くなかった。流血して負傷交代。
ジェシ(5) 6.5 エドゥーに仕事をさせなかった。安定していた。アシストも決めた。
谷口彰悟(15) 6.0 プロデビュー戦。危険なボールロストもあったが、長いパスを出せていた。身長もあるので登里よりも守備は安心してみてられた。カウンターで走ってアシスト。
中村憲剛(14) 6.5 大島との距離感が良く、前を向いて効果的なパスを供給。
大島僚太(16) 6.5 守備も頑張った。多彩なショートパスとトラップで相手を外した。
森谷賢太郎(19) 6.5 右サイドで躍動。ボールを失っても頑張って走って戻った。
レナト(10) 6.0 目立たなかったが、キープ力で攻撃をフォローした。
大久保嘉人(13) 6.5 相手のミスパスを高い位置で奪って攻撃。シュートも落ち着いて決めた。
小林悠(11) 7.5 素晴らしい出来。決定機にいくつも絡んで2ゴール1アシスト。

■sub
43(4)中澤聡太(7) 6.0 飛び込まずに我慢してしっかり守った。
84(10)安柄俊(27) 5.0 J1デビュー。去年のナビスコ湘南戦と同じく不完全燃焼。加賀へのファウルは悪質だった。
89(19)山本真希(6) 5.5 今シーズン初めて、クローズに成功。

■bench
杉山力裕(1) 武岡優斗(17) パウリーニョ(34) 金久保順(18) 

■coach
風間八宏 6.0 安柄俊はもっと早く使ってテストと休息時間を確保するべき。

■referee
岡部拓人 6.0 試合当初はFC東京寄りの笛があったが、中立的に裁いた。

2014/03/21

140319ウェスタン・シドニー1-0川崎(ACL GL #3)

ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ1-0川崎(パラマッタ, 19:30KO(17:30JST), 9,292人)

選手を大幅に入れ替えて臨むACLグループリーグ第3戦。
GLはここまで1勝1敗。
突破のためには結果が必要な試合だったが、大胆にメンバーを落とした。
2週間で5試合をこなす中の4試合目。
ローテーションが必要な局面で、大事な試合で決断したことは評価できる。

■1st half
3分、ラビノット・ハリティ(7)が先制点を決める。
守備陣に軽い対応が続いて、あっさりと崩された。

大島、金久保を中心に組み立てるが、チャンスが作れない。
ピッチが違うせいか、パスがずれてしまう。
フレッシュなはずの選手も含めて動きが重い。
實藤、森谷の右サイドにはパスが入らず、攻撃は左サイドに偏っていく。
レナトが不在のため、登里が前に出てボールを受ける。
ケガで交代するまで何度もいい形を作っていた。

■2nd half
後半開始から、中村を投入すると見違えるように躍動する。
早い判断でパスを出して、後半10分過ぎまでいい時間に。
ただゴールは生まれなかった。
続いて入った大久保は冴えないまま、最後まで抑え込まれた。

■summary
内容も良くなく、順当な結果となった。
4連敗となり、ポジティブなところは見られなかった。
メンバーも変わって大宮戦(J1 #3)の良さは消えた。

前線の選手に与えた休養で、次のFC東京戦・多摩川クラシコ(J1 #4)で、どれだけの内容を見せてくれるか、期待したい。

■goal
3ラビノット・ハリティ(7)

■judge
西部洋平(21) 5.5 失点はチャンスなし。ハイボールになんとか対処した。
實藤友紀(2) 4.5 トラップやミスのパスが目立った。チャンスなのに残念。
ジェシ(5) 5.5 周りの足が止まった後半も危険の芽を摘んでいた。
中澤聡太(7) 5.5 危険なパスミスもあったが安定していた。 
登里享平(23) 6.0 左サイドをひとりで攻略。負傷交代が残念。長引かないことを祈る。
山本真希(6) 5.5 らしくないパスミスが多かった。終盤は疲れていた。
稲本潤一(20) 5.0 パスや守備の判断ミスがあり、動けていなかった。
大島僚太(16) 5.5 中盤でボールを動かすが、いつもの出来ではなかった。
森谷賢太郎(19) 5.5 頑張って走ったが、ボールが集まらず。
金久保順(18) 5.5 前半の攻撃を引っ張った。後半も見たかった。
小林悠(11) 5.0 決定機を外した。走ってチャンスを生む。

■sub
27(23)田中裕介(3) 5.5 左サイドでも十分な活躍。
HT(18)中村憲剛(14) 6.0 チームの攻撃を活性化。時間が経つと埋没。
67(2)大久保嘉人(13) 5.0 あまり機能せず。

■bench
杉山力裕(1) 井川祐輔(4) パウリーニョ(34) レナト(10) 

■coach
風間八宏 6.0 先発を代えすぎて結果は出なかった。でも必要なローテーション。交代策も悪くない。

■referee
ゴ・チョウ・カク 5.5 不可解な判定がいくつか見られたがまずまず。

2014/03/17

140315川崎3-4大宮(J1 #3)

川崎3-4大宮(等々力, 15:00KO, 13,498人)

■1st half
前半から川崎がボールを支配。
ただ、動き出しが少なくてタッチ数が多く、大宮を崩しきれない。
左サイドでは福森のサポートが少なく、レナトが今井智基(27)に抑え込まれる。
1失点目はCKから。菊池光将(2)が福森を抑えてフリーでゴール。
2失点目はワンツーで抜け出した家長昭博(41)に突破され、決められた。

■2nd half
後半は完全な川崎のワンサイド。
55分から85分まで、大宮を揺さぶってサンドバッグ状態に。
レナトも武岡のサポートを受け、左サイドを崩し始める。
大久保のシュートやパスの判断も的確。
大島と中村のパスも脅威になっていた。
レナトと大久保のきれいなゴールで逆転。これで終われば最高だった。

■summary
残り4分を逃げ切れず、ドローにもできなくて逆転される。
沈むスタンド。呆然としたが、攻撃は今シーズンのベスト。
結果はともかく見ていて楽しいゲームだった。
特に、小林のバイシクルは感動した。

2年前の天皇杯、前半3対0から逆転されたのを思い出させるゲームだった。

■goal
12OwnGoal 70レナト(10) 86大久保嘉人(13)
4,90菊地光将(2) 29家長昭博(41) 90+3チョ・ヨンチョル(9)

■judge
杉山力裕(1) 5.0 決定的なストップもあったが、もっと止めてほしい。出場のチャンスを生かせず。
田中裕介(3) 5.5 右サイドは破綻せず。攻撃にも絡んで1点目のOGをアシスト。
井川祐輔(4) 5.0 最終ラインで防波堤になれなかった。
中澤聡太(7) 5.0 家長のゴールシーンで安易なスライディング。去年の開幕戦を彷彿。 
福森晃斗(22) 4.0 守備ではマークを外し、攻撃も保守的。残念な出来。
大島僚太(16) 6.5 今日も長短のパスで中盤を支配。もっとシュートを狙ってほしい。
パウリーニョ(34) 5.5 ボールカットは素晴らしいがバランスを崩しがち。3失点目につながるファウルは不要。
中村憲剛(14) 6.5 大宮のマークが緩くスルーパスもドリブルも冴えた。バーに当てたミドルも完璧。
小林悠(11) 6.0 バイシクルシュートはGKに当たったが美しかった。
レナト(10) 6.0 登里欠場で前半は抑えられたが後半は躍動。
大久保嘉人(13) 6.0 ちぐはぐなプレーが少なくなって、良い感じ。

■sub
HT(22)武岡優斗(17) 5.0 福森より良かった。菊池をフリーにして同点ゴール。
89(10)山本真希(6) 4.5 投入されたタスクを果たせず。ヨンチョルに寄せずにスペースを与えゴールを許す。

■bench
西部洋平(21) 谷口彰悟(15) 稲本潤一(20) 森谷賢太郎(19) 森島康仁(9) 

■coach
風間八宏 5.5 福森の見切りは良かった。展開的に前線は代えにくいがローテーションすべき。

■referee
山本雄大 6.0 流し気味で中立のジャッジ。

2014/03/13

140312蔚山現代2-0川崎(ACL GL #2)

蔚山現代2-0川崎(蔚山文珠フットボールスタジアム, 19:30KO, 2,535人)

■1st half
前半はボランチとサイドまではボールを回せた。
しかし、その先ゴール近くに入り込めず、決定機を作れなかった。

■2nd half
後半に入ると、蔚山が攻勢に出る。
FWラフィーニャ(10)のバー直撃など、ペナルティエリアに簡単に侵入された。
失点せずに耐え、65分あたりから蔚山の中盤が緩んできて攻め込んでいく。
大久保が何回か決定機を迎えるが、GKキム・スンギュ(17)にストップされた。

85分にレナトがロストして、そのまま右サイドに持ち込まれてセンタリング。
中央のマークがずれてしまって失点。
西部は膝が伸びていて、シュートに対する準備ができていなかった。

ここから森島を入れるが、攻め手に欠けたままロスタイムに。
前線の4選手はローテーションをしていないが、もっと長く森島を使いたい。
最後は西部のミスキックから追加点を与えてしまう。

■summary
蔚山はパスミスが多かったものの、良いチームだった。
ラフィーニャへの楔が有効で、リズムを作られていた。

川崎は広島戦よりは悪くなかった。
後半にかけて決定機を作り出せていたが、結果は付いてこなかった。

■goal
85ユ・ジュンス(17) 90+3キム・シンウク(9)

■judge
西部洋平(21) 3.5 1点目はタイミングが合わずに棒立ち。2点目もミスキックから。
田中裕介(3) 5.0 あまり上がらず、小林をサポートできなかった。
井川祐輔(4) 5.0 1点目は中途半端に右サイドに釣り出され、中央を空けた。
ジェシ(5) 6.0 前半は完璧だった。後半もポイントで体を張った。
登里享平(23) 5.5 悪くなかったが、守備では身長差が大きかった。
パウリーニョ(34) 5.5 高い位置でのボールカットやミドルパスで貢献した。
大島僚太(16) 6.5 多彩なパスでゲームを支配。もっとシュートしたい。交代は残念。
中村憲剛(14) 6.0 下がり目でゲームをコントロール。パスミスも少なくなった。
小林悠(11) 5.5 ワントップ気味でプレー。シュートチャンスでパスを選択していた。
レナト(10) 5.0 痛恨のボールロストで失点。ドリブル突破も少なかった。
大久保嘉人(13) 5.5 前半は独りよがり。後半、いくつもあった決定機を外した。

■sub
63(23)武岡優斗(17) 5.0 川崎でのデビュー戦。しかし、登里のパフォーマンスを下回る。
70(16)山本真希(6) 6.0 バランスが崩れてきた中盤を走って支えた。
87(10)森島康仁(9) 5.5 ポストプレーは良かったが、シュートチャンスはなかった。

■bench
杉山力裕(1) 中澤聡太(7) 稲本潤一(20) 金久保順(18)

■coach
風間八宏 5.5 珍しく同点で2人動かした。森島はもっと早く入れたかった。

■referee
アリレザ・ファガニ(IRN) 6.5 抑制された的確なジャッジ。

2014/03/10

140308広島2-1川崎(J1 #2)

広島2-1川崎(エディオンスタジアム広島, 12:30KO, 16,176人)

■1st half
前半は両チームともにしっかりブロックを作る。
最終ラインでボールを静かに回す。
ゴール前の動きは少ないけど、お互いに出方を伺って見ごたえがあった。
チャンスが少ない中、ロスタイムに小林が中村のパスをダイレクトでゴールを決めて先制。

■2nd half
後半に入ると広島のサイド攻撃を受けて押し込まれる。
前半は抑えていた青山にフリーで持たれ、右サイドのミキッチを再三使われる。
佐藤寿人の同点ゴールは美しいバイシクル。
去年もきれいなゴールをEスタで決められたが、今年も美技を見せてくれた。

広島のプレスが少し緩んできたが、中村憲剛のパスミスが目立ち、いい形が作れない。
後半ロスタイム、カウンターからゴール前でジェシがファウル。
やむを得ない局面だったが、ペナルティエリア前の厳しい場所。
フリーキックを塩谷司に決められて、そのまま終了。

■summary
2試合連続のロスタイム失点。
神戸戦(J1 #1)よりバランスが悪かったのに、交代は稲本からパウリーニョの1枚だけ。

大島を入れようとしたのはロスタイム。
中盤のパスがつながらなかったので、もっと早目に入れるべきだった。
しかし、ジェシの退場があり、大島の代わりに中澤を入れる。
塩谷のゴールでリードされ、慌てて森島を投入するが時間はなかった。
追い詰められてからの後手後手の采配だった。

悲観するほど悪い内容ではない。
ただ、攻撃が機能しなかった。
広島に力負け。妥当な結果といえる。

■goal
57佐藤寿人(11) 90+5塩谷司(33)
45+2小林悠(11)

■judge
西部洋平(21) 5.0 佐藤寿人のシュートの目測を誤り失点。
田中裕介(3) 5.5 山岸の対応に奔走。上がれなかった。
井川祐輔(4) 5.5 後半はラインを下げられた。
ジェシ(5) 5.0 赤は過酷だけど危険な場所でのタックルが失点につながる。
登里享平(23) 5.0 ミキッチを止められず。後半好きにやられた。
山本真希(6) 6.0 動いて中盤のバランスを取った。
稲本潤一(20) 5.5 振り切られ追いかける場面もあったが、まずまず。
中村憲剛(14) 5.0 アシストだけ。イージーなパスミスが目立った。
小林悠(11) 6.0 ゴールは素晴らしい。苦しいチームを救った。
レナト(10) 5.5 突破できず。シュートも枠外。
大久保嘉人(13) 5.0 いい形がなかった。プレスは頑張ったが、攻撃に絡めず。

■sub
63(20)パウリーニョ(34) 6.0 ボール奪取で攻撃を作った。
90+4(10)中澤聡太(7) 5.5 壁になっただけ。ジェシの代役として次節に期待。
90+6(6)森島康仁(9) 5.5 川崎デビューだが時間少なすぎ。もっと早く見たかった。

■sub
杉山力裕(1) 武岡優斗(17) 大島僚太(16) 森谷賢太郎(19)

■coach
風間八宏 5.0 我慢する勇気はあるが無為無策。押されて前線が機能しなくても動かない理由をきちっと説明すべき。

■referee
村上伸次 5.5 笛を吹く基準が安定していた。最後のジェシの赤は厳しすぎる。

2014/03/03

140302川崎2-2神戸(J1 #1)

川崎2-2神戸(等々力, 16:00KO, 14,011人)

J1リーグの開幕戦は、等々力での神戸戦。
貴州人和戦(ACL GL #1)から中3日となる。


神戸の出来が素晴らしかった。
シンプリシオ(6)を中心に、足元へのショートパスで組み立てて中央から突破してくる。
森岡亮太(10)、小川慶治朗(13)、マルキーニョス(18)、ペドロ・ジュニオール(7)も良かった。
こんなに楽しいサッカーを見せてくれると、次のゲームも見たくなる。

内容を見れば、降格争いに絡むようなことはないと思う。
ロスタイムに同点ゴールを決めた松村亮(17)を投入した安達亮監督の采配も当たった。


川崎はいつものように攻め込んで、決定機も多く作れていた。
貴州人和戦(ACL GL #1)よりも攻撃的なパスが前線に入るようになった。
勝ち点3をロスタイムに逃したのは残念だったが、神戸も良かったので妥当な結果。
内容が濃くて見応えのあるゲームだった。

■goal
19小林悠(11) 28中村憲剛(14)
18シンプリシオ(6) 90+1松村亮(17)

■judge
西部洋平(21) 6.0 マルキーニョスのシュートストップは完璧。
田中裕介(3) 5.5 右サイドで小林と組んだ攻撃はまずまずだった。
井川祐輔(4) 5.5 目の前でボールを動かされて、捕まえ切ることができず厳しかった。
ジェシ(5) 5.5 球離れが早く、放り込んでこない神戸には、対応が遅れ気味となった。
登里享平(23) 5.5 守備では粘っていたが、神戸の右サイドにチャンスを作られた。
パウリーニョ(34) 5.5 前に出てミドルも打ったが、バイタルが空いていた。
大島僚太(16) 6.5 前半はチームの中心としてパスを配給したが、最後は走れなかった。
中村憲剛(14) 6.0 良いスルーパスを出していった。28分のゴールも良かった。
小林悠(11) 6.5 19分、素晴らしい先制ゴール。抜け出しも気が利いていた。
レナト(10) 5.5 ボールは失わなかったが、神戸の守備を切り崩せなかった。
大久保嘉人(13) 6.0 戻ってためて味方が上がる時間を作った。無理にミドルを狙いすぎ。

■sub
82(11)山本真希(6) 5.0 ゲームを落ち着かせる役割を果たせなかった。

■bench
杉山力裕(1) 中澤聡太(7) 小宮山尊信(8) 稲本潤一(20) 森谷賢太郎(19) 森島康仁(9)

■coach
風間八宏 5.0 小林悠は残した方が良かった。神戸の中央からの崩しに対処しなかった。

referee
東城穣 6.5 流し気味で的確なジャッジ。